【２４】・ ページ25
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突然現れたトントンさんに連行されたグルッペンさんは、絶望した顔でこちらに助けを求めていたが、助けたらこちらも殺されると悟ったため、助けるのはやめておいた。
グルッペンさんと話していたおかげか、ちょうど良い時間になっており、隊員もぼちぼち集まりつつあった。
そして、さらにもう少し待つと、全員整列して僕の指示を待っているような状態になったので、「これから午後の練習を始める」と声を上げると、元気な返事が返ってきた。
「午後はそうだなあ…。戦争も近いことだし、対人戦になれると言う意味で、模擬戦でもやってみようか。」
僕がそう言えば、コネシマくんの目が一段と光った様な気がした。
「えっと、実力が近い者同士でペアを組んでもらって………って、奇数か…」
コネシマくんの視線がとても僕に刺さる。やはり、午前のうちに適当に実力の差を示しておくべきだったかもしれない。
「しょうがないか…。コネシマくんは、僕と組むからその他でペアを作ってね。」
kn「わかってるやん！」
コネシマくんはすぐにこちらに駆け寄ってきて、模擬戦の準備を着々と進めていた。他の者達もペアを作り、各々で広がって模擬戦を始めた。
僕達もそろそろ始めるかと、木刀を構えると、コネシマくんは足で踏み込み、ものすごい勢いでこちらに突っ込んできた。
その剣筋には一切のぶれがなく、先ほどのはまぐれではないということを示された。しかも、さっきよりも動きが素速い。チラリとコネシマくんが踏み込んだところを見ると、そこが凹んでいて、動きが速くなったことの理由を示していた。
「もう！君は本当に厄介だ！一体、自由時間に何があったって言うのさ！」
kn「ずっと見てたんやで。Aさんがランニングしてるところも、剣の素振りしとるところも。それ"真似しただけ"や。」
"真似しただけ"とは言っても、そんなすぐに真似できるものでもないと思うのだ。僕だって、何十年もかけて試行錯誤した結果のものだと言うのに、それを一瞬にして真似したというのか。
彼が敵ではなくて良かったと言う安堵と、全て奪われてしまいそうな不安が同時に僕を襲う。
kn「防いでばっかでええん？反撃してこおへんの？」
今、この状態を他の人が見たら、僕が一方的にやられているように見えるだろうが、そうでもないのだ。僕はわざと反撃をしていないのだし、本気すら出していない。
まあ、でも長引いてきいるし、そろそろ終わらせてやるか。
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見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - しめじさん» こちらこそ素敵な作品を読ませて頂いてありがとうございます！占ツクのコメ自体初めてなので優しく対応して頂けて嬉しいです…！これからも応援させていただいております…！コメント失礼しました…！ (10月16日 17時) (
レス) id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 見る専のぴゃあ(?)さん» 初コメントありがとうございます！確かにそこはknさんの発言でした…。混乱を招いてしまって申し訳ないです。訂正させていただきますね。 (10月16日 17時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - コメ失礼します…！15話の最後から二番目の「」はknさんの発言だったりしますか…？htさんは登場されていない気がして…初コメがこれでごめんなさい、まだ15話までしか見れていませんが、とても素敵な作品で既に惹かれてしまったので、続きを読むのが楽しみです、！ (10月16日 0時) (レス) @page16 id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - わ....!コメント返信してくださってる....!?ありがとうございますッッッ!!!!!更新されるたびに、わくわくしながら見させていただいております！！ (8月30日 20時) (レス) @page31 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かれーるぅ。さん» 初コメントありがとうございます！そして、こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！とても嬉しいですし、これからの励みになります。これからも更新頑張るので、今後もよろしくお願い致します！ (8月29日 23時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年8月18日 16時
