【２１】・ ページ22
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コネシマくんは僕が歩き出すのを静かに見つめていた。まだ必要最低限の場所やことしか教えていなかったから、訓練場の場所がわからないのだろう。
先を歩くと、コネシマくんはしっかりと後ろをついてきていた。その時、コネシマくんの色が昨日より鮮明にはっきりと見えることに気づき、驚いた。
僕はクスッと笑い、訓練場に急いだ。
訓練場につくと、もう既に他の隊員達は隊長の指示のもと、整列しており、優秀さが伺えた。
「みんな、遅れてごめんね。紹介するよ。今日からこの軍の第一近距離部隊に配属することになったコネシマくんです。」
kn「よろしくお願いします。」
多少、みんなザワザワしているが、まあ大丈夫だろう。何かあれば僕が対応するし。
「じゃあ、練習はいつも通りだから。」
そう言うと、全員が僕の後ろに整列した。僕は突っ立っていたコネシマくんを引っ張り、僕の横に置くと、走り始めた。
たまに足がもつれたりするコネシマくんを支えつつ、ランニングを終えると、コネシマくんは乱れた息を整えながら、僕に問いかけた。
kn「なぁ、なんでAさんも一緒に走ってるん？お前、軍の指揮官なんやろ？」
「いやいや、指揮官だからこそだよ。軍にとって一番大切なのは統率力。それと信頼。でもそれは、ただ上に立って指示を出すだけよりも、こうやって一緒に訓練をこなすことで、自然と芽生えていくものなんだよ。」
コネシマくんは、さも珍しい人を見たように目を見開いた。まあ、b国なんてそんなもんだろうな。そんなんだから、いつまで経っても僕に敵わないのだ。
kn「ここの総統もかなり変人やと思っとったけど、Aさんもたいがいやな。」
「グルッペンさんと同じ類にはしないでほしいんだけれど…」
そう言うと、コネシマくんは独特な笑い声を上げて、「いや変人やわ」と言った。そして、満足したのか、僕から離れていった。
その後も訓練は続き、午前の訓練も終わりに差し掛かった時に、第一近距離部隊の隊長が話しかけにきた。
隊長「A様、あのコネシマというものは一体何者なのですか？練習風景を見ている限り、私と互角かそれ以上の実力を持ち合わせています。それにいずれ……」
「あぁ、君も気がついた？流石だね。今の実力に関してはまだ君の方が上だとは思うけど、いずれ君を大幅に超えるような実力を手に入れるだろうね。まあ、全て彼の努力次第だけど！」
そう言って僕は笑った。
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見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - しめじさん» こちらこそ素敵な作品を読ませて頂いてありがとうございます！占ツクのコメ自体初めてなので優しく対応して頂けて嬉しいです…！これからも応援させていただいております…！コメント失礼しました…！ (10月16日 17時) (
レス) id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 見る専のぴゃあ(?)さん» 初コメントありがとうございます！確かにそこはknさんの発言でした…。混乱を招いてしまって申し訳ないです。訂正させていただきますね。 (10月16日 17時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
見る専のぴゃあ(?)(プロフ) - コメ失礼します…！15話の最後から二番目の「」はknさんの発言だったりしますか…？htさんは登場されていない気がして…初コメがこれでごめんなさい、まだ15話までしか見れていませんが、とても素敵な作品で既に惹かれてしまったので、続きを読むのが楽しみです、！ (10月16日 0時) (レス) @page16 id: 539599b349 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - わ....!コメント返信してくださってる....!?ありがとうございますッッッ!!!!!更新されるたびに、わくわくしながら見させていただいております！！ (8月30日 20時) (レス) @page31 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かれーるぅ。さん» 初コメントありがとうございます！そして、こんな作品を読んでいただき、ありがとうございます！とても嬉しいですし、これからの励みになります。これからも更新頑張るので、今後もよろしくお願い致します！ (8月29日 23時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2023年8月18日 16時
