１９１話〜咲side〜 ページ44
咲｢あー。ハードすぎる…｣
社会人になって2か月弱。
研修中の今は覚えることがたくさんあって、正直ちょっと余裕が無い。
まだ大阪の生活に馴染めてないってのもあるかもしれないけど。
でも自分が好きで選んだ道だし、辛いことはあっても苦ではないかな。
だって、職場のスタッフの人たち、同僚、患者さん(の飼い主さん)、どれもみんないい人たちなんだもん。
尾形｢森川さん、休憩でしょ？ご飯買いに行かない？｣
咲｢あー、行く行くー｣
声を掛けてきたのは同期の尾形大介くん。
明るくて話し上手で、徳島出身の彼とは同期の中でも唯一の地方出身者という共通点もあって、すぐに仲良くなった。
尾形｢またいつものコンビニでいいっしょ？｣
咲｢じゅうぶんだよ(笑)｣
歩いて２〜３分の所にあるコンビニに、2人で散歩しながら買い出し。
ほぼ毎日通ってるから、店員みんなと仲良くなった(笑)
これも大阪ならではなのかな？
みんな気さくに話しかけてくれて、大阪に知り合いのいないあたしには、とても嬉しかった。
店内に入ってお弁当コーナーでおにぎりとお茶を手に取り、雑誌コーナーを物色。
いつも見ているファッション誌を買おうと手を掛けたとき、隣にあった週刊誌の見出しを見て、思わず手が止まった。
『長谷部 誠の恋人激写！仲良く買い物デート！』
おいおいおい。
撮られちゃってるじゃんよ、長谷部さん。
大丈夫なの？
A知ってんのかな？連絡してみようか。あ、でもあっちはまだ早朝か。まだ寝てるかもしれないし、あとでスカイプしてみよっかな。
尾形｢森川さん？｣
咲｢え？｣
声を掛けられてハッと我に返る。
気づいたら尾形君が隣で不思議そうな顔をして立っていた。
尾形｢どうしたの？ぼーっとして…あ、週刊誌？長谷部の記事見てたの？｣
咲｢あー、うん。そんなとこ｣
尾形｢森川さん、長谷部が好きなんだ？｣
咲｢いや、あたしじゃなくて、ドイ…ベルギーに住んでる友達が長谷部さんのファンでね。この事、知ってるのかなーって思って｣
尾形｢ふーん｣
嘘でーす。
ベルギーにいるのは長谷部さんのファンじゃなくて、川島さんの嫁なんです。
そして写真に写ってるこの女の人も、あたしの友達なんです。
週刊誌も一緒にかごに入れて会計をして、帰り道は週刊誌の事には触れないようにした。
あんまり喋ってるとボロが出そうで怖いし。
Aは…仕事終わったら連絡してみようかな。
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晴日(プロフ) - ManAさん» 記者がどんな風に書いたのか気になりますよね(^_^)今じっくり考えてるところです。もうちょっとまっててくださいね！ (2014年12月26日 22時) (
レス) id: 64f701f18e (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - いよいよなんですね！それにしても、あの記者はどういう風に、載せたのでしょうか？笑更新待ってます (2014年12月26日 12時) (レス) id: 431fdc9fff (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» そうです(*^^*)いざという時は強いんです、女の人って(^^)主人公も、守られっぱなしじゃないんです(*^ー゜) (2014年12月17日 18時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公強い！笑笑やっぱり女っていざというとき強いんですかね？笑 (2014年12月16日 23時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» この先は、波風立てずにラブラブな生活をさせたいなーと思ってます(*^^*)記者はもう一回は出てくる予定ですよ(´ー｀) (2014年12月16日 6時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴日 | 作成日時：2014年11月22日 2時
