１６５話〜誠side〜 ページ18
翌朝、練習と遠征の準備をして、玲奈さんと一緒に車で病院へ向かう。
病室のドアをコンコン、とノックすると、｢Bitte kommen Sie(どうぞお入りください)｣とAの声が聞こえる。
ドアを開けて中に入ると、今は症状も落ち着いているのか、笑顔のAの姿があった。
玲｢A〜！大丈夫!?入院してるって聞いてびっくりしたよー！｣
｢ごめんごめん。ちょっと疲れちゃったみたいで｣
玲｢長谷部さんにはびしっと言っておいたからね！｣
誠｢玲奈先生に説教されました(笑)はい、これ。頼まれた荷物。あとで玲奈さんから中身出してもらってね｣
｢ありがとうございます。すみません…いろいろ頼んじゃって｣
玲｢いいのいいの。ちょっとは長谷部さんの事こき使ってやりな！｣
誠｢ははっ。そういうことだから気にしないで。これくらいなんてことないから｣
｢ありがとうございます(笑)今日は点滴のお陰か、昨日よりは楽になりましたよ｣
そう言って微笑むAの顔色は、だいぶ血色がよくなったみたい。
吐き気も治まってきて、もう少ししたら点滴が外れて普通の食事ができる、って喜んでる。
一時はどうなるかと思ったけど、元気になってきてよかった。
ご機嫌のAに、俺も笑顔で｢そっか。よかったな｣って返す。
玲｢ちょっとー、あたしがいること忘れないでよー？｣
｢忘れてないよ(笑)｣
玲｢だって2人でイチャイチャしてるんだもん｣
誠｢してないから(笑)｣
そこへ看護師が点滴を持って入ってきた。
ちょうどいい。付き添いの話をしておこうか。
誠｢すみません。僕、今日から三日間ベルリンに行かなくちゃいけないので、付き添いは彼女に変わってもらいます｣
看護師｢あら。そうなの？わかったわ｣
誠｢彼女、ドイツ語は分からないけど、フランス語と…英語ができるんだよね？｣
玲｢うん。ゆっくりなら何とか｣
誠｢英語はゆっくりなら理解できるそうなので、やりとりは英語でお願いしてもいいですか？｣
看護師｢ＯＫ。聞き取りやすいように話すわね｣
誠｢お願いします｣
看護師は玲奈さんといくつかやり取りをして部屋を出ていった。
｢玲奈、英語できるの!?｣
玲｢ゆっくりならね。ベルギーに来てから、少しずつえーじ君に教えてもらってたんだー｣
｢そうなんだあ〜。すごいじゃん｣
それからも2人は喋り続けた。久しぶりってのもあるだろうけど、よくそんなに話すことがあるなー。
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晴日(プロフ) - ManAさん» 記者がどんな風に書いたのか気になりますよね(^_^)今じっくり考えてるところです。もうちょっとまっててくださいね！ (2014年12月26日 22時) (
レス) id: 64f701f18e (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - いよいよなんですね！それにしても、あの記者はどういう風に、載せたのでしょうか？笑更新待ってます (2014年12月26日 12時) (レス) id: 431fdc9fff (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» そうです(*^^*)いざという時は強いんです、女の人って(^^)主人公も、守られっぱなしじゃないんです(*^ー゜) (2014年12月17日 18時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
ManA(プロフ) - 主人公強い！笑笑やっぱり女っていざというとき強いんですかね？笑 (2014年12月16日 23時) (レス) id: 669658a306 (このIDを非表示/違反報告)
晴日(プロフ) - ManAさん» この先は、波風立てずにラブラブな生活をさせたいなーと思ってます(*^^*)記者はもう一回は出てくる予定ですよ(´ー｀) (2014年12月16日 6時) (レス) id: 740bd5f89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴日 | 作成日時：2014年11月22日 2時
