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”
「私だよ」
私だと分かったシャオロンは扉をすんなり開けてくれた
sha「なんや、Aか」
sha「寂しくでもなったか……って」
sha「A……目赤いぞ………？」
シャオロンが心配するように顔を覗き込む
「あ、あぁ……うん、調子が悪いとこうなるの」
目の近くに手を置きながら返すと、「大丈夫か？」とまた心配してくれた
取り敢えず部屋の中に入り、シャオロンのベッドに座る
sha「疲れたんか？…まぁそうよな、2日連続忙しかったやろ」
机の上にまだ書類が残っているのにも関わらず、私に目線を合わせるように屈んでくれる
最初とは随分と変わったな、そんなことを思いながら何も言わずに頷く
sha「熱は……ないな」
sha「ペ神のとこ行ったほうがええかな……」
「………」
ここも風がよく通る
シャオロンにはまだ見えていない傷が、ズキズキと痛む
ｽﾞｷｽﾞｷ
sha「んー…あ、ここで寝てもええで、寝たら少しは良くなるやろ」
ｽﾞｷｽﾞｷ
sha「……A？」
あれこれ考えてくれるシャオロンの言葉が耳に入らない
どんどん心のなかで何かが崩れていく
ｽﾞｷｽﾞｷ
sha「どうした……って、A…この傷……」
あぁ、やっと気づいた
ｽﾞｷｽﾞｷ
sha「…昨日なかったよな……彼奴等か……ﾁｯ」
シャオロンが首にできた傷口を見ながら眉をひそめる
………だめ、だめだ………だめだめ………
sha「塗り薬塗れば………」
「しゃおろん」
名前を読んで見る
黄色の瞳とパチリと目が合った
もうだめ、もうだめだよ
傷口がイタイから、早く治したいから
シャオロンは明らかに様子がいつもと違う私を見て、言葉が出なくなったようだ
口を開けて、シャオロンの首元に近づく
避けることもせずに、ただ口を開けていた
口をつけてしまう、彼に、『彼等に』
sha「A………？」
小さく、自信なさげに聞かれたその名前には何とも返せなかった
否、
返さなかった
「あー…………」
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俺 - 今日初めて見ました！！！すごい好きです！！！更新頑張ってください！！！もう2023年ですからね！最終更新2021年ですよ！更新が難しそうなので、自己完結させていただきます！！！ (11月6日 22時) (
レス) @page9 id: 93217855e3 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 見ててとても面白かったです。 次回楽しみにしてます！ (2021年10月12日 12時) (レス) @page9 id: 20fdbcd504 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - いやいや、ありがとうございます！1コメ惜しかったですね！続編もがんばります！…いやどうしましょうね……うーん………そちらにお任せいたしますよ！ (2021年9月7日 7時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - 遅くなってごめんなさい！クッソォ…1コメしたかった…続編も頑張ってください！(パスどうしましょ…) (2021年9月6日 23時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - みかん味さん» ありがとうございまぁす！悪魔良いですよね…大好きなんですよ…。更新頑張ります！ (2021年9月6日 6時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハサミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2021年9月5日 21時
