9 ページ9
”
「ふぅ…お腹いっぱい……まんぞく……」
満足気に目を細め、膨らんだお腹を擦る
久しぶりの食事は物凄く美味しくて大人1人前をぺろりと平らげることが出来た
周りはその食べっぷりに苦笑い気味だった(1名を除く)
??「ええ食べっぷりやったなぁ！」
「？」
食べ終わり、ゆったりとしていると斜め前から話しかけられた
視線を上げると、緑色のパーカーを被った男の人が視界に映る
楽しそうに歯を見せてニカッと笑顔をみせている
「だぁれ？」
??「んあ？あぁ、紹介遅れたな！ゾムや！」
「ぞむ……？」
名前を聞き返すと彼は大きく何度も頷いた
ゾムは前のめりになって食い気味だ
zm「美味しかったん？肉好きなん？いっぱい食べられるん？」
「うぇ、え…あ…え、えぇ……？」
次から次へと出てくる質問に頭が混乱する
ゾムは相変わらず前のめりで楽しそうに笑顔を見せ私の返答を待っている
「…お、おいしいご飯、なら…いっぱい食べられる……！」
精一杯の回答だった
ゾムはその短いまとめられた回答でも満足だったようで、「そうか！」と大きな声で言った
……へんなひと……でも、遊んでくれそう……！
雰囲気的に絶対に遊び相手になってくれると思い、ゾムに好印象を持った
悪魔は遊ぶことが大好き。本気に慣れば1日まるまる遊べるであろう
Aは影で嬉しそうに笑った
kn「げ……A…最悪の回答したな……」
ut「おいゾムゥ！子供やからな！？考えろよ！？」
zm「んー？いっぱい食べれる言うたやん」
kn/ut「「そうやけど!!!!」」
何を話しているかはわからないが、楽しそうで何よりだ
gr「あ、そうだ、大先生」
ut「ん？なんやグルちゃん」
gr「まだ部屋に案内してないだろう、案内してやってくれ」
「へ、部屋……!!??」
目を丸くさせて聞き返すようにグルッペンの方を見る
まさか自分の部屋まで用意されるとは思わなくて、驚いたのだ
gr「？必要だろう？ここで暮らすからな」
「は、はえ……」
このお家はとてつもなく広いけど、自分の部屋が早急に用意できるとは……
多分この人達は只者ではないと今更になって気づいた
gr「『あの部屋』だゾ」
ut「わあっとるわあっとる！…ほな、A行こか！」
「う、うん！」
大先生が椅子に座る私をひょいと持ち上げて、抱きかかえる
食堂から出ていく際に、首に回していた手を軽く振ると、皆も振り返してくれた
やさしい……みんなやさしい！すき！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 829人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハサミ(プロフ) - かみぶくろさん» あー…そうですね……テスト期間終わってからにしますか…あ、もちろん入ったらコメント消しますよ！うん…てすとがんばゆぅ…（白目） (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - あ、テスト期間終わってからにしましょうか？あと、念のためちゃっとに入れたら僕のコメント消してください！テスト頑張れぇ… (2021年8月19日 4時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやいや…俺もちょっと最近読んでてﾆﾁｬｧってしてますよぐふふ()こちらこそありがとうございますふへへ(？) (2021年8月18日 18時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - 魔夜さん» そんなぁ……！げへへ……（）いやもうありがとうございますね……（？） (2021年8月18日 17時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやー…本当に面白過ぎるもんで…宣伝したい欲が湧き上がってしまった… (2021年8月18日 15時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハサミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2021年6月27日 12時
