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tn「めっちゃ古本の匂いするな」
em「うーん……この匂い大好きなんですよ」
テーブルの中心に出した本に被ったホコリを軽く手でほろう
エーミールは慎重に表紙をめくって、本の内容を確かめた
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悪魔とは、およそ1500年前に人間と悪魔の契約で地上に落ちてきた者である
「黒い翼」、「恐ろしい牙」、「立派な角」、「不気味に動く尾」
悪魔は大体特徴的な姿をしている
その恐ろしい姿と、血を好む特徴から人々は悪魔を恐れ、悪魔は隔離された
次第に人々は悪魔の存在を忘れ始め、悪魔という存在は伝説になった
しかし最近になり『半悪魔』という悪魔も確認できている
見た目ではわからない悪魔だ
人間に限りなく似ており、翼もなければ尾もない
血を好むことだけ…逆に言えばそれだけだ
悪魔の『血を好む』というのは、常日頃から血を求めているわけではない
何か大きなショックや、身体的な損傷があれば血を求め始める
悪魔は見かけによらず弱いのだ
これは1例だが、強いストレスを感じると=========================
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em「……ここからは掠れて読めません」
古い本というのもあるのだろう
これ以上は文字が掠れて十分に読み取ることは出来なかった
グルッペンは顔の近くに手を寄せ、考え事をし始める
gr「…身体的な損傷……」
tn「ペ神が一応治療したらしいけど、心配やな」
もしもこれが本当ならば体に傷を負っているAはかなり危ない
急に暴走なんてされれば、殺さざるを得なくなってしまう
gr「……それだけは避けたい」
今まで悪魔なんて物語の世界だけだと思っていたが、つい最近でその常識が一気にひっくり返された
……ここでグルッペンはあることを思い出した
gr「……何年か前に、とある村が何者かによって襲撃されなかったか？」
tn「？あぁ、あったなぁ……確か……んー…数年前だったような…」
『悪魔は隔離された』
その文を目を細くして見ながら何度も声に出してみる
gr「……その村は地図に載っていないところだったんだよな……」
tn「！もしかしたらその村が……」
em「えぇ、Aさんの故郷かもしれません」
眼鏡をクイッとあげたトントンはグルッペンを「よく覚えとるな」と久しぶりに褒めた
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ハサミ(プロフ) - かみぶくろさん» あー…そうですね……テスト期間終わってからにしますか…あ、もちろん入ったらコメント消しますよ！うん…てすとがんばゆぅ…（白目） (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - あ、テスト期間終わってからにしましょうか？あと、念のためちゃっとに入れたら僕のコメント消してください！テスト頑張れぇ… (2021年8月19日 4時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやいや…俺もちょっと最近読んでてﾆﾁｬｧってしてますよぐふふ()こちらこそありがとうございますふへへ(？) (2021年8月18日 18時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - 魔夜さん» そんなぁ……！げへへ……（）いやもうありがとうございますね……（？） (2021年8月18日 17時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやー…本当に面白過ぎるもんで…宣伝したい欲が湧き上がってしまった… (2021年8月18日 15時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハサミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2021年6月27日 12時
