第6話 君といる時間 ページ6
類side
朝は苦手だ
太陽は眩しいし低血圧だから
起きるのに一苦労する
もう少し寝ようと思い
布団をあげたその時だった
A)……スウ…スゥ…
！？！？
え？俺は一旦布団を下ろした
Aがいた
おかしいな、ここは俺の部屋だ
そーっともう一度
布団をあげた
A)むにゃ…むにゃ
もう…食べられ…ない〜
そんな寝言を言いながら
眠っているAがおかしくて
笑えてくる
俺も布団にもぐり
眠っているAの隣に顔をそっと近づけた
昔もこうやって2人で寝たのを
Aは覚えているかな？
A)…類
行かないで、行っちゃ…だめ
Aは急にうなされて涙を流し始めた
俺は驚いてそっとAを抱きしめて言った
類)…俺はここにいるよ
すると、Aはうっすらと目を開けて
嬉しそうに笑った
さりげないこの毎日の幸せが
ずっと続けばいいのに
俺が望むのはただそれだけだ
A)るーい！お、き、てー！
眩しい太陽の日差しが差し込み
俺はまた目を覚ました
テレビをつけるともうお昼前だ
A)学校！行かなくていいの？
類)んー、行くよ
Aはどうするの？
A)ふふーん、明日から
類と一緒に通えるよ
そう言って俺に向かってピースサインをした
類)そっか、なら今日はサボろっかな
そう言って俺は
また布団に寝転がった
A)え、行かなくていいの？
怒られー
Aが何かを言い終わる前に
俺はAを布団の中に引きずり込んだ
類)俺はここにいたいんだ
Aは？
俺の言葉に頬を染めながら
Aは答えた
A)私も…だけど
今日は一緒におでかけしよ？
Aがお願いをしてきたので
俺はすぐさま、起き上がった
類)わかった、少し待ってて
Aもほら、お手伝いさん呼ぶから
A)え、あ、ちょっと？
そう言ってAは
お手伝いさんたちに連れられてどこかへ行ってしまった
その間に俺は
急いで服を着替えた
『ピンポーーん…』
すると、急に家のチャイムが
鳴って何故か嫌な予感がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗 - 今後の展開気になります。もう更新はされないのでしょうか？ はじめて読んでとても好みなもので、、、 (2019年5月19日 19時) (
レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - 読んでみて好きになりました続きが気になります更新しないんですか。 (2018年11月18日 20時) (レス) id: 8a81daf0e7 (このIDを非表示/違反報告)
yuria眠り姫(プロフ) - 矮楼二号さん» 読んでいただいてありがとうございます！あ、本当ですか？私は和菓子屋さんのところで西門と呼んでいたのが印象に残っていたのでそう書いてしまいました(._.)また詳しく調べて変えさせてもらいますね ！また感想もお待ちしてます！ (2018年7月30日 22時) (レス) id: d7f4db0143 (このIDを非表示/違反報告)
矮楼二号(プロフ) - 初めまして、この作品を読ませて頂いてる者です。 類は総二郎のことを西門ではなく、総二郎と呼んでいたような気がするのですが… 勘違いだったらすみません… (2018年7月30日 17時) (レス) id: 3618a0892a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神姫 | 作成日時：2018年7月2日 18時
