102.待ち焦がれたその日を ページ7
Side:fk
夢に見た日を、
今まさに迎えようとしている。
ラウールは未成年なので、
その瞬間を一緒に過ごすことは出来なくて、
でもその時間はどうしても共有したかった。
俺の提案で、
今は全員でグループ通話をつないでいる。
全員で繋ぐ前、
オリジナルメンバー６人で、
少しだけ早く電話をつないでいた。
hk『…とうとうなんだな。』
dt『あぁ』
nb『長かったね』
「でも俺は、みんなと一緒で嬉しいよ」
sk『うん！
腐らずやってこれたのは、
このメンバーだったからだって、
胸張って言える！』
ab『そうだね。
…やっと、叶うんだね』
「俺は、６人で頑張った時代があって、
９人になる選択をして、
そういう経緯があったこと含めて、
全部正しい道を選んだって思ってるよ。」
デビューは夢だった。
もちろん、この６人とは絶対叶えたかった。
今俺達には、新しい家族が居て、
頼もしい家族が増えて、
守るものが増えた。
それだけだ。
６人で築き上げてきたものは決して無駄じゃなくて、
俺たちが築き上げたものがあるから、
いま９人で輝いている。
やがて、その希望たちも、
グループ通話に加わってきた。
後数分で、
店頭にCDが置かれて、
街はに俺たちの曲やPVが流れて、
俺たちだけのコンサートをして、
そんな未来が、
明るい未来が待っている。
mm『これからっすね』
kj 『スタートラインやで』
ru『これからは、
頼るだけじゃなくて、
センターとして引っ張ります』
頼もしい希望たちは、
希望に満ちた明るい声で言った。
hk『これからも、
まだ誰も歩いたことのない道に、
全員で一緒に、
足跡つけていこうな。
これからもよろしく』
岩本さんの力強い声と共に、
俺たちはその時を、とびきりの笑顔で迎えた。
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haryu(プロフ) - の！さん» の！さん、コメントありがとうございます！とても嬉しいです。ありがとうございます。励みになります！頑張って完結させたいと思いますので、もう少しお付き合いください！ (2020年6月13日 18時) (
レス) id: 70e445560a (このIDを非表示/違反報告)
の！(プロフ) - すごく大好きです。頑張ってください。 (2020年6月13日 0時) (レス) id: 919d8e7977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haryu
| 作成日時：2020年6月1日 4時
