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こんな私は、何であんな奴を好きになってしまったのだろうか?
今でも疑問に思う、なぜ、あんなサド王子を好きなったのか…
暑い夏の季節…蝉のミーンミーンという耳に響く鳴き声を聞きながら私は、真選組の屯所で働いていた。
屯所の廊下をバタバタ走り回り今日もいつもと変わらない忙しさだった。
普通でも忙しいというのにあいつは、いつも私の邪魔をしてくる。
「A、バタバタうるさいんでィ」
そう、一番隊隊長沖田総悟だ。
私は、いつもの事なので無視をして働いていたら
「嗚呼…そうですかィ…なら、Aには、首輪が必要ですぜィ?」
と、どこから出したか分からないが首輪を出してきて私につけようとしてくる。
私は、それに必死で逃げ回るのが恒例なのだ。
「ぜったい、ぜーったい沖田の首輪なんかつけるもんかー」
私は、このような事を言って副長十四郎の部屋に逃げこむのであった。
「A。お前は、何度言ったら分かるんだよ…総悟との遊びに俺を巻き込むなと。」
今日の十四郎は、いつも以上にニコチンが足りてないみたいでとても苛立っていた。
「だって、だって、沖田の首輪なんかつけたくないもん…」
涙目の私に十四郎は、何も言えなくなっていていつものように頭を撫でてくれていた。
その優しい大きな手が好きだった。
十四郎が好きなんだお兄ちゃんみたいで
「嗚呼…嗚呼A早くそこから立ち退くんでィ。そうしなきゃ、巻き添いくらんでィ。」
沖田の声が聞こえ庭を見てるとバツーカを準備をしていた沖田の姿があったのだ。
私は、これは、ヤバイと思いその場所から、立ち退き途中だった仕事へ戻って行った。
その後、バツーカは、十四郎目掛けて打たれた。
「土方さん、次Aに手ェ出したら殺しまさァ」
と、言った俺だったが土方は、まぁ、笑い出し
「おめぇーは、Aの前では、もっと素直に慣れればいいのにな」
とか、意味分からないことに言っていた。
でも、俺の顔はちょっとほんのり赤く染まっていたのは気のせいだろう。
To be continued
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作者名:Haruzion | 作成日時:2014年12月21日 0時