馬鹿にしないで[TOP4]

会話をもつ ページ29

「スタンバイお願いします！」

次は私と叔父さん、キヨさん、牛沢さん、レトルトさんの5人でのトークコーナー。

さっきより人数は少ないし、まだ大丈夫だろう。

「手、震えてるよ。」

「え、ああ、すいません。」

それでも怖いものは怖い。

震える手をぐっと握り、私は再びステージに立った。




「さ、ここからの進行は私ガッチマンが務めさせていただきます。

まず初めにね、自己紹介から行きますか？」

「…ふふっ。」

「おい、なんで笑ってんだよキヨぉ。」

司会進行、ということで流石に叔父さんも緊張していたのか表情も強張っていた。

だけどその輪を乱すようにキヨさんが笑うと、それにつられて他のメンバーが全員笑い出した。

叔父さんは緊張がほぐれたのかニコニコといつもの調子に戻る。

ふざけたり、ときにまじめにやりながらも叔父さんの司会は進んで行く。

「ところでですね、ガッチマン、キヨ、うっしー、レトさんのこの四人は自称TOP4として何本も動画を上げていますが、今回が初めてのイベント出演となるモダンちゃんはまだ誰ともコラボをしたことがない、ということでですね。

さっそく今回はこんな企画から参りましょう！」

ばん、と画面に映し出された文字。

「モダンを暴けー！！」

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