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惨劇の家 ページ47
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「これ4人で行く必要あんのー？」
「だって客がそう言ってんだ。従わねえとだろ？」
「相変わらず固いねェ。」
別にいいじゃあん、と駄々をこねるキヨの気持ちも分からなくはない。
レトさんは持ってきているゲームに没頭してる。
今日の運転は俺で、助手席にはキヨが座ってる。
「もうそろそろ着くよ。」
「んー。」
「じゃあ、作戦通りよろしくな。」
「はーい。」
やってきたのは裏社会では有名な料亭。
うっしーがターゲットを殺す役割で、俺たちは潜入してサポートする役割だ。
格好を着替えて俺が板前、キヨとレトさんはターゲットと食事をする相手に扮する。
「あいつはもう中にいるっぽいよ。」
「じゃあ、俺とレトさんは先行ってっから。」
「はーい。」
「じゃあ、俺らは裏から入ろうか。」
「そうだね。」
うっしーは細身の注射器をポケットに閉まってから歩き出した。
なるべく物は持ちたくないようで必要最低限のものを持っていく主義のうっしーはいつも身軽だ。
その他の3人は武器はなにも持って行かない。
ある程度の護身術なら備わってるし今日はあくまで暗殺が目的だからね。
必要以上の殺しはしない。
「キヨたちはもう着いたみたいだから、俺も行くね。」
「はいよ。」
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年9月11日 23時
