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「お、叶くん。やっぱりこの子…」
「ですです。葛葉の」
「やっぱりか。初めまして、社築って言います」
社、築……。
えーっと、えーっと……確か…。
ド葛本社の"社"の、人？
ってことは…。
「葛葉くんの、お父さん…」
「ははっ、まあ、そんな感じです」
「あ、えっと、三村Aです」
一応、葛葉くんとの関係は黙っておこう。
「よろしく、葛葉の彼女さん」
「はい。……って、え！？」
(ば、バレてる…！？)
「昨日居酒屋で絡まれてなかったですか？」
「どうして…」
なんで知ってるんだろう？
「あれ葛葉に報告したの、俺」
「そうなんですか！？うわぁ…ありがとうございますほんとに…」
ぺこぺことお互いに頭を下げる。
そっか、だから葛葉くんは私のいる場所がわかったんだ。
(…あれ、でもなんで社さんは私の顔知ってたんだろ)
「あの……」
そのことを聞こうとすれば、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「＿＿＿ぇ。かなえー。なぁ叶ーーっは？」
叶さんを呼ぶ声が目の前まで来た途端、途切れた。
バッチリと会う目と目。
「え、なんでAがいんの？」
「僕が呼んだ」
「は？なんで」
「おー、葛葉これ。三村さんが持ってきてくれたぞ」
「やしきずじゃん。これって、着替え？」
「あ、うん。叶さんから連絡あって私が持ってきたの」
こちらに近づいてくる葛葉くんの服は、見慣れないTシャツとズボン姿。
Tシャツは誰かのグッズっぽくも見える。
葛葉くんは私の頭を軽く撫でてから、紙袋を社さんから受け取った。
シャワーを浴びる前だからか、なんだか甘い香りがする。
嗅ぎ慣れない匂いだ。
「んじゃ、俺シャワー浴びてくるわ」
「じゃあ私はこれで…」
「え？入ってかないの？」
「えっ」
葛葉くんの汚れた服でも預かって帰ろうとすれば、叶さんに止められてしまう。
入ってかないの、って…私部外者だし。
人の職場にズケズケ入るのは…ちょっと…。
「葛葉の仕事これがラストだし、一緒に帰ったら？」
「いや、でも…」
「それなら俺が社員に話通すんで、どうぞどうぞ」
「なんで社さんもノリノリなんですか…！？」
叶さんと社さんに背中を押され、本社へと入っていく私。
周りの人からは変な目で見られた。
誰か助けて！！
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hs - こんにちは！r18の作品のURLをコメント欄に貼ってもらえませんか?どうしても見れないので…これからも応援してます！ (2022年9月17日 7時) (
レス) @page50 id: 44092dc9d2 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - のんちゃんさん» ありがとうございます！ (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - ルカさん» 恐らく年齢設定の問題だと思われます…。18歳以上だと見れると思います…！ (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - ｽｩｯ……久々にみた…てぇてぇ死んだ…………ありがとうございます┏┛墓┗┓ (2022年8月5日 8時) (レス) @page49 id: bbcbbc772c (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 作品一覧を見ても全3件となっているのにr18の作品だけ非表示になってるんですけどどこで見れますか？ (2022年7月16日 3時) (レス) @page27 id: 718c8c65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年11月15日 0時
