さとみくんの彼女担当です。 (ページ6)

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お酒ページ6

「Aー！開けるよー！」

後ろを振り返ると、さとちゃんが満開の笑顔で立っていた。

え、何その笑顔ｗ

よく情報が理解できない。

『どうしたの？そんな笑顔でｗ』

「今からさー、お酒のみに行こー！」

近づいてきたかと思ったら、急に抱きしめてきた。

何か様子がおかしい。

もしかして…。

『さとちゃんさ、冷蔵庫にあった酒、飲んだでしょ』

「せいかーい」

『やっぱりか…』

「ん？」

私結構お酒好きだから、冷蔵庫にお酒入れてること多いけど。

この前買ったやつ、凄い強いお酒じゃなかったっけ。

あー、終わったかも。

『さとちゃん、やらかしましたねー』

「やらかしたって？」

今のお花畑さとちゃんには、何を言っても意味がないらしい。

『お酒飲みに行きたいの？』

「うん！」

さとちゃんの頭には”お酒”というワードしかないのかｗ

でも二人きりで飲むのはさすがにやばい。

私、お酒好きなわりにベロベロに酔うほうだから。

酔いやすいさとちゃんと行ったら最後、二人とも酔いつぶれる未来しか見えない。

『だ、誰か呼んで、３人は？』

「えー、二人がいい」

何だこのやたらに可愛い喋り方はｗ

あのお酒、凶器かもしれないｗ

『ダメ、この前二人で行ってどうなったか覚えてる？』

「お持ち帰りする人がいなくて、店員さんにタクシー呼んでもらった」

『店員さんにまた迷惑をかけるわけにはいかないでしょ！』

あの時はありがとうございました、店員さんｗ

本当に店員さんがいなかったら終わってたよ、私たちｗ

『だから誰か呼ぶ！いい？』

「はーい、じゃあ誰呼ぶ？ころん？」

『ころちゃんかー、いいかも』

ころちゃんってメンバー全員で飲むときは、うぉううぉうsideなんだけど。

私たち二人と飲むときは、水飲ませるsideになってくれるっていう。

本当に使える子だよ、あの子はｗ

「あいつ起きてるかー？ｗ」

『またなんか食べてるんじゃない？ｗ』

「最近太ってきてたしねー」

さとちゃんが軽々とした操作でラインを開く。

操作の速さには、尊敬するよ。

さとみちゃん起きてますか!

さとちゃんが返信したすぐに、ころちゃんからラインが返ってきていた。

返信早くね？ｗ

ころん起きてるー
ころん何?

「あ、これならいけそう」

さとみちゃん今からお酒飲みにいかね?