さとみくんの彼女担当です。 (ページ29)

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『はい、熱いかもしれないけど』

スプーンでおかゆをすくい、ふーっと息を吹きかける。

熱いかもだしね、一応。

『はい、あーん』

さ「ん」

スプーンをぱくっとくわえて、おかゆを食べるさとちゃん。

こんなこと今言っちゃだめかもだけど、可愛かった。

さ「おいしい」

さとちゃんがふにゃっと笑みを浮かばせる。

さっきよりは元気そうでよかった。

あと可愛かったです。

『もう一回いくよ？あーん』

さ「んふｗ」

『ええ？ｗ』

何故か笑いがこぼれる。

イライラはなくなったし、もうなんでもいいや。

『あ！洗濯物！さとちゃん自分で食べてて！』

私はスプーンをさとちゃんに渡し、急いでベランダに向かった。

さとちゃんの家向かってるとき、雨降ってたんだよな。

着ていた服が少し湿っていた。

うわ、濡れてると寒いなぁ。

あとで適当に着替えるか。

そんなことを考えながら、黙々と服を中に取り込んだ。

途中で小雨が降ってきたりもした。

『あー、少し濡れちゃってる…』

遅かったか。

もう少し早く気づいてればなぁ。

でもこっちは大丈夫そうだし、濡れてるのは一部だけか。

良かったー。

さ「たたむの手伝うよ？」

『え？』

後ろから聞きなれた声が聞こえてくる。

『さとちゃん！寝ててって言ったじゃん！』

さ「大変そうだったから、つい」

『ついじゃないよ…』

さとちゃんの背中をぐいっと押して部屋に戻そうとする。

すると突然さとちゃんがこっちを向いて、抱きしめてきた。

『え…ちょ…』

さ「服濡れてるよ。着替えなきゃ」

上に着ていた上着を脱がされ、下着だけになる。

『は！？さ、さとちゃん！？』

私は恥ずかしさに耐えきれず、大きな声を上げた。

さ「ほい」

自分の着ていたパーカーを脱いで、着せてくれた。

もこもこ生地で今の時期には少し暑いかも。

けど今の私にはすごくピッタリだった。

さ「そのほうが寒くないでしょ」

ぎゅっと抱きしめてきて、鼓動がどんどんと早くなる。

『さ、寒くはないけど…』

さ「けど？」

『…///』

さとちゃんかっこよすぎ。

負けた。

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コメント返信続きです！

実乃里さん＞おめでとうありがとうございます！嬉しいです！すとめも１０会えたらいいですね！作者を見つけられるかな？←

はるかさん＞おめでとうありがとうございます！作品大好きと言っていただいて本当に嬉しいです！すとめも１０、はるかさんの魂も会場に持っていきますねｗ