二話:興味 ページ4
ところで、何故女性であるAがナイトレイブンカレッジに居るのか。
実は、Aの呪力を闇の鏡が感知したのだ。
先述した通り、闇の鏡はAの力を強力だと思っている。
実際その通り。その気になればこの世界を破壊できるほどの力だ。
力の使い方を、間違えさせる訳には行かない。
そのため、Aはこのナイトレイブンカレッジに選ばれたのだ。
??「クフフ、楼Aとはお主であっているな?」
『うん、そうだけど.....君は、リリア・ヴァンルージュであっているかい?』
リリア「おや、知っていたのか?」
『ううん、私の目は特殊だからね。にしても、何か用かい?』
リリア「なに、学友に挨拶するのは不自然か?」
『単に興味があるだけなんだね。分かった。ところで、君は誰か人から恨みをかってないかい?
そうだね。一月前に知らない人に絡まれ、返り討ちにしたって所かな?』
リリア「!確かに、絡んできた連中を返り討ちにしたが....なぜ分かったんじゃ?」
『言っただろう?私の目は特殊なんだって。
にしても、面倒なものをつけてるねぇ。よし、ヴァンルージュくんとは仲良くしたいからそれを払ってあげよう。』
リリア「何をする気じゃ?」
スっと、リリアの目が細められる。
自ら話しかけたにもかかわらず、Aを警戒しているのだ。
というのも、リリアが話しかけたのは、本当に単なる興味本位なのだ。
世界を壊すほどの力を持つ者は、どんなものなのだと。
対して、Aはリリアの友達になる気である。
しかし、呪霊が憑いてるとなれば話は別だ。
例えば、リリアが引き寄せやすい体質だとする。すると、A自身にも被害が及ぶ。
呪霊の中には、Aの眼に気がつく者もいるのだ。
リリアに憑いてる呪霊は二級。
Aは式神を呼ぶことにした。
『なに、君に何かする気はないさ。私がなにかするのは、君の後ろに憑いてる物。』
パチン、と指を鳴らせば、Aの体から、白いオオカミが出てくる。
言わずともがな、白季だ。
『食べていいよ、白季。』
リリア「なんじゃ、その狼は.....なっ?!」
さすがにディズニーに呪霊はシュールなのだろう。
リリアは言葉を失った。
リリアが呪霊を見れたのは、Aの呪術によるものである。
自らの目を空間として切り離し、リリアに見せたのだ。
『これが、君に憑いていたものだよ。』
リリア「これは.....」
『これは呪霊。人の負の感情が具現化したものだと思ってくれればいい。』
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甘 - 見てらっしゃるかわかりませんが続き待ってます!!とても好きです! (2022年12月15日 20時) (レス) @page35 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
蜃気楼 - 続き待ってます!!!!!! (2021年12月10日 0時) (レス) @page35 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
テル - 夢主かっけええ! (2020年12月15日 6時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 流石呪術師。 (2020年12月14日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - リリアを見下すという行為に走るとは思えません。作者様がそれらをわかった上で書いていらっしゃるのなら何も言えませんが、もしそれを知らないのであれば文章を直していただきたいです。長文失礼致しました。 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 79a78e1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花陽 | 作成日時:2020年10月24日 23時