3話:王騎 ページ4
兵士「王騎将軍！.....そちらの方は？」
王騎「遠くの国の方ですよ。泊める代わりに少々剣を教えていただこうと思いまして。」
兵士「失礼ながら、王騎将軍に教えれるほどの剣術をお持ちなのでしょうか？」
王騎「私でも、長年刃こぼれせずに武器、それも刀を使うことは困難ですよ。その刀は、最後に打ち直してもらったのは何時ですか？」
『確か.....二、三年ほど前だったはずだ。よく覚えてはいないが。』
王騎「との事です。では、寝床をひとつ増やしてくださいね。」
兵士「は、はい！」
王騎「では、手合わせをお願いしますよ。」
『あぁ。』
なかなか強かったけど、まだまだだなぁ。十二鬼月に会ったら下弦でも死ぬくらい。多分人間にしては強いんだろうけど、継国達には劣るなぁ。
王騎「本気でもこれですか。」
『む？そうか.....まだ戦えるのだが....まぁいい。ところで、なにか気になったところがあるようだが、なんだ？』
王騎「いえ、何故そこまで身体能力が高いのか、と思いましてね。」
『あぁ、呼吸の仕方が違うからだ。』
王騎「呼吸ですか。けれど、そこまで変わるものなのですか？」
そりゃ、剣道での隙が出来るだけ出来ないようにする呼吸とは違うからねぇ。
『違う。けれど、これは鬼を滅するため生み出されたもの。けして人を殺めるために作ったものでは無いため教えることは出来ない。見よう見まねですることは咎めないがな。』
王騎「鬼など居るのですか？」
『あぁ。鬼。私の国では鬼という生き物が居る。斬られた体は元に戻り、いくら血を流しても死なない。人の血肉を喰う。』
王騎「そんな生き物が......」
『理性がないものもいれば、理性があり自ら好んで人を喰うものもいる。私はその鬼を狩りにこの国に来た。』
王騎「なるほど。」
『この大陸で、そのようなことは無いか？』
王騎「噂も聞いたことがないですねぇ。」
『そうか。まぁ、鬼舞辻無惨もまだ居ないだろうからな。』
王騎「居ないとは？」
『どうやら、私は何年も先の人間らしい。』
王騎「どういうことですか？」
混乱するわな。そりゃ、昔に帰るなんてこと出来るわけないって思うだろうし。
『不確定だが、私がこの大陸に来た時、どうやら時が巻き戻ったらしい。そのため、私はこの大陸で元の年に戻るまで待つことにした。何百年先になるかは分からないがな。』
王騎「それは、生きて入れるのですか？」
『あぁ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菊理 - 質問です！いつからうらツクをやっていらっしゃるのですか？ (2020年6月11日 21時) (
レス) id: 4b1ede1be0 (このIDを非表示/違反報告)
巴(プロフ) - 鬼滅とキングダムのクロスオーバーは最高ですね！更新楽しみに待ってます！ (2020年6月4日 23時) (レス) id: 3c345c36dc (このIDを非表示/違反報告)
いぶ - 面白いです！ついにキングダムにもクロスオーバの時代が！ 更新応援してますうう！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: 4556abf82f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結希 | 作成日時：2020年5月30日 15時
