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公言 ページ27

「あー…ごほん」

『!!』

「いてっ」

誰かの咳払いで我に返った哀葉は、虎石を突き飛ばして離す

「嬉しさ余って抱き着いてしまうのは微笑ましいけど、場所は考えようか」

注意してくれたのは鳳だったようで、哀葉はしょぼしょぼと肩を落として反省する
それから、いくら哀葉ではなく架空の妹の哀音として接していてもあんな大胆なことをするんじゃなかったと恥ずかしさも込み上げてくる
後で虎石にいじり倒される事が確定しているようなものだ

「えっと…哀音ちゃんは、虎石とどういう関係…?」

誰もが聞きたかったであろう疑問を星谷が口にした
すると、答えたのは哀葉ではなく、今度は後ろから彼女を抱きしめた虎石だった

「んー?俺の本命カ・ノ・ジョ♡」

「「え"ッ!?」」

俺の彼女だけならまだ皆納得がいっただろう。が、本命と付くと話が変わる
なんといったって、ここにいる殆どは天下無双のチャラ男という認識なのだから

『ちょっ、和泉』

「なんだよ。本当のことだろ?本気でお付き合いしてるんだしさ」

『だからって、公言するのは違うと思います、けど…っていうか、ご飯の準備するんだから離してくーだーさーいーッ!』

虎石の拘束から抜け出そうと必死になっている哀葉を南條は静かに見ていた

「聖、何見てんだ?」

「んー?いや、まさかあの本命の子が黒崎の妹だったとは思わなくてね」

「まー確かに、あの和泉に本気で好きな女がいるとは思わなかったが…どうでもいい話だろ。俺は兄の方に用があるんだからな」

「ほーんと、廉は最近、妙に空閑と黒崎兄にご執心だねぇ」

口元は緩めるものの、瞳は笑っておらず、それどころか疑いの情が見え隠れしている
確実に、哀音というものを怪しんでいる

「ちなみに俺的には、黒崎に本当に妹がいるのか自体が、信じがたいけどね」

「あ?どういう意味だ?」

「別に。あーお腹すいた」

ようやく虎石の腕の中から抜け出せた哀葉は、柊達が買ってきた食材に手を出す。遥斗から言い渡されたのは、育成枠のためのご褒美のバーベキュー。焼くのは彼らに任せるにせよ、下準備をしなければ胃の中に納まらない

『最初は肉から行きますか』

サシが綺麗に入った牛肉の塊を手際よく解体していく

『出来上がったものはここに置くので、各々焼いてお好きにどうぞ!』

「「おぉ!」」

流石男子高校生というか男子というか、我先にと肉の奪い合い
それを横目に見ながら哀葉は笑顔で野菜の下処理に手を出した

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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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