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誘い文句か否か ページ17

ない。ではなく、なかった。という過去形なのは、事にいたってから我に返ったためである

「……」

瞳に移るのは紛れもなく、彼女の裸体で。胸を隠す下着は、いつもの地味なものでなく、フリルの可愛らしいもので

『やめっ………和泉?』

突然動きを止めた虎石を不思議がる哀葉だが、まず初めに恥ずかしがって、虎石を殴るなりなんなりするべきなのだが、突っ込む人間はいないのでそのままである

「…マジか」

『はっ?』

「いっつもスポブラなのに」

『は?いや、さすがに普通のも持って……ってなんで、俺の下着事情お前が知ってんだよ!!!』

そこでようやく顔を赤らめる哀葉。正直、反応が遅い

「たまに、見るし」

『よし。分かった。後でゆっくり話を聞いてやる。今は服渡さねえと』

もう何かが吹っ切れてしまった哀葉は上も下も脱ぎ、扉を少し開けて待っていてくれた従業員に渡す。幸い、下着は濡れていなかった

『すみません…お待たせして』

「いえいえ。そんなに心配してくださるなんて、いい彼氏(ヒト)じゃありませんか。それでは、ごゆるりと湯にお浸かりくださいませ」

『ありがとうございます…っと、えと、君』

ずっと心配して、着いてきてくれていた女の子に声をかける
本来なら、店に残り、後処理をしなければいけないのだが、あの場所は居心地が悪かったらしく、誰もそれを咎めなかった

「は、はい」

『バイト先、変えたら?なんなら、うちの子店舗紹介してあげる』

「っえ!?」

『ふふ、冗談。でも本当に、大事なくてよかった。…あの、彼女が働いてるお店、一度見てください。誰もフォローしに行かなかったので、流石にまずいかと』

「えぇ。確かに」

それを最後に二人は踵を返す
服が洗い終わるのは早くて1時間後とのこと。さて、と彼女は扉を閉めて、目の前の彼氏と向き合う

『和泉さん』

「…おう」

返事はするが、こちらを見ないのは多少の配慮だろう。先ほどあれだけマジマジと見ていて今更…とも思わない哀葉であったが、口には出さなかった

(…ま、心配してくれてたんだもんね。怒るのもお門違いか)

それに、さっきはちゃんと声に出せなかったから

『火傷ないか、見てくれる?全部』

「っえ…おま」

驚いて彼女の方を向いた瞬間を狙って、彼女は彼にキスをする
顔にかかっていたせいか少しコーヒーの味が混じる

『…これ、誘い文句になるのかな』

「それ、お前が言うのかよ…ったく」

今度は虎石がキスをした

やくそく→←おこだよ虎石君



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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