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バカップルは犬も食わない ページ11

誰にも見つからずに寮を出ることに成功した哀葉は寮の駐輪場へ向かう
そこが虎石との待ち合わせ場所だった
既に彼は来ていて、パタパタという足跡に気づいたのか顔を上げる

「お。おはよ。あい、は…」

『ごめん、待った…?!…って…』

そこでお互い、どんな服装なのかが目に入る
虎石も比較的ラフな格好で、薄手の七分ニットとカーキのズボンに茶のチャッカブーツ
至ってよく見る虎石が好む服装。だが、髪型は少し違って、左側のみ耳にかけられている。その耳につけられているのは、いつだったか哀葉があげたイヤーカフ
さらには誕生日に送ったシルバーリングネックレスも着用
二人して互いが渡したものを身につけているという、なんともまあバカップル極まりない状況となった

「……聞いてねえ」

『へっ』

「……スカート履いてくるとか、聞いてねえんだけど」

虎石は赤くなってしまった顔を抑える様に、手で口元を覆った
絶対にズボンで来ると思っていたらしい

『に、似合わない?』

「っ、そうは言ってねえ!…んだけど、予想外だったし、可愛いし、色々と、キャパ超えそうなんだよ」

百戦錬磨の男が、女性の前で狼狽える姿なんて誰が想像したことか

『和泉も、ずるいよね』

そこは黙っていられなかったらしく、哀葉は口を挟む

『イヤーカフはつけて来るかも、とは思ってたけど……ネックレスも付けてるとは、思わないし…』

「お前とのデートにお前がくれたもん身につけないわけないだろ。後、お前も人のこと言えねえだろ」

『っ…だって、貰ったし』

この会話、割と他所から見たら堂々巡りだとは思うが、つっこむ野暮助はいない

「あ、そうだ。哀葉」

『なに。……んむっ』

完全に油断していた哀葉は虎石からの突然のキスを受け取る

「おはよ」

『〜〜っ…!!ここ外…っ!!』

「へーきだろ。寮内だし」

『屁理屈言わないっ…!ん、』

今度は黙らせるかのように塞ぐ
今日のデートで浮かれているのは、哀葉より虎石なのかもしれない
付き合って初めてのデート。触れることを許された関係で、果たして彼の我慢はいつまで効くのか

「はは、いいな。お前に触れられるの」

『っ……!!っ……!!』

「怒んなよ。俺だって浮かれてんだから、しょーがねえだろ」

開き直ってしまった虎石に彼女はもう怒る気にはなれなかった
それに、彼女だってこうしてくっ付けることが嬉しいのだから
とはいえ

「和泉?」

「あ、本当だ」

邪魔が入って来るお約束はやめてほしい所だ

察しのいい南條くん→←時間がかかるのが女の子



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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