めいいっぱい妄想したい。

きゅん、煩いけど言わせたい。 ページ37

ーーー同時刻ーーー




『…帰る。』

疲れた。
眠いし。
嫌々スタジオ入ったって何も浮かばない。


只々Aに会いたい。

そうしろって俺のゴーストも囁いてる←ww


「米津さん、ギター片付けて何してるんですか？」



『…どいて？』

だけど支度を済ませた僕の前に
仕事大好き松本きゅん(くん)が立ちはだかった。


松本きゅんは僕の鬼(マネージャー)だ。


『…邪魔する気？』←怒


松「いや、帰るとかじゃないんですよ」←呆


…むぅ。
怠そうにドアを塞ぐ松本きゅん。

事情も知ってて、この冷徹な対応。
若いんだからもっと適当で良いのに。←



『じゃあさ、ちょっ早で今からある程度の枠組み作るから今日は帰りたい。』


松本「いや、そもそもこれから撮影なんです…その後からまたスタジオです。」←白目。


何その鬼スケジュール。
全然帰れないやーつじゃん。

はぁ…
色々と噛み合ってない。



「あのですね、僕は米津さんを家から出すのも苦労したんですよ？もう諦めて仕事して下さいww」


自分のスーツの内ポケットを何やらゴソゴソと弄り始めた。

『…あ。』


「そうです。コレ、米津さんのです。」←ニコッ


取り出したのは僕のスマホ。
それをチラつかせて脅す松本きゅん。



…すっかり忘れてた。
行かない！って塞ぎ込んでたら取り上げられて……


渋々、車に乗ったんだった。


スマホが無いと困る。
せめてAに連絡だけでもしたい。

逆にAから連絡来てるかも…！？←期待


チェックしたい‥


何か良い作戦…



米『体調悪いかもぉ…』←ふらぁ

松「演技しても無駄です。」←真顔。


米『チッ。』←舌打ち。


『…じゃあせめてスマホ使わせて。』←唸


松本「移動、休憩中のみの使用で良いですね？」


『……破ったら？』



松本「スマホ、破壊します( ＾∀＾)」


『！！！』

いやだぁぁ☆松本君の目が本気ッ(＞＜)

天使の家。→←まだ帰りたくない。

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