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✳ロボロ視点
｢あんの阿呆…！！まんまと罠にハマりよって！！｣
突然、Aの気配が辿れなくなった。まるで、Aとの間に遮蔽物が出来たような心地がする。悪い予感は当たったらしい。
俺は、即座にグルッペンの居住区に断りなく姿を現すと、コネシマの依代である犬のぬいぐるみを鷲掴みにして怒鳴った。
｢シッマ起きろ！A探してくれ！｣
｢ぐえっ！？ちょロボロ、首締めんなや！！｣
｢やかましい！！Aが一大事や！！｣
二人して大音量で喚いていると、大先生が煙草の煙を纏いつつ隣の部屋から出てきた。
｢どーしたロボロ、いつもの3倍やかましいやんけ｣
｢Aの気配が追えん。多分妖怪に捕まっとる｣
｢は…？うわ熱っ！？｣
大先生が咥えていたタバコを落とし、手で受け止めて喚いた。火傷した馬鹿をシカトしつつ、俺は部屋を見回した。
｢いや、それよりグルッペンは？A探す為にも、シッマの依代持って移動して貰わな…｣
｢グルッペンは今留守や。トントンかオスマン呼ぶしかないで｣
｢はぁ！？こんな時に限って…！｣
思わず舌打ちする。大先生が俺の焦り具合を見て、ただことでは無いと悟ったのだろう。率先して動き出してくれる。
｢ロボロ、俺はトンちの所行って声掛けてくればええか？｣
｢…っ、頼むわ。俺は先にA探しにいく。何かあったら知らせてくれ｣
大先生が神妙な面持ちでこくりと頷くと、その場で姿を消した。コネシマが歯がゆそうに言った。
｢俺も動けたらええんやけどな…スマン｣
｢いや、気にせんでくれ。なんかあったら知らせる！｣
｢おう、分かった！｣
焦る気持ちを抑えつつ、俺はコネシマに見送られながらその場を後にした。
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にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白いですッ…!!!もう…好き(語彙力皆無)htrnのモンペ具合が好き過ぎるんだよなぁ…(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年2月28日 0時) (
レス) @page45 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ - 私にどストライクの作品です！！更新頑張ってください！！ (2021年11月1日 0時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - ソウさん» ソウさん、コメントありがとうございます！ゆっくりとですがじわじわ更新しております！今後ものんびり待っていただけると幸甚です！ (2021年3月24日 0時) (レス) id: 1d5de77dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 初めまして！前からこの作品を読ませてもらっていたのですが、やっぱり面白いですね！今後の更新も楽しみにしています！ (2021年2月26日 7時) (レス) id: 41f6688bcf (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - 田中さん» 田中さん、ご指摘ありがとうございます！会話文中にw等を使っていたのは、｢動画内の彼らのテロップに寄せた方が、脳内再生余裕かな？｣と判断していたためです。自身でも悩んでいた部分でしたので、大変参考になりました！次回からちょっと試してみますね！ (2020年9月2日 19時) (レス) id: 10d9e4ee33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶏太郎 | 作成日時：2020年8月28日 23時
