【ハリーポッター】魔法の日【親世代】 (ページ20)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:3,549 hit

スリザリンページ20

ルシウスは、そこまで言うと

「さて、本題に入るか」

そういった。

ルシウスの話は、目の前で人が死んだのを見たのはノアと私
矢を見たのもノアと私でノアの母親を看取ったのもノアだったらしく
彼は忘れようと無理矢理記憶を押し込めた。

そう言うものだった。
Aが気になっていたことをルシウスに聞く

「ノアは何で女の子みたいな顔何ですか？」

ルシウスは返事に困った後
息を整え言う

「母上に似ているんだ。
　ほら、男が女顔なんて情けないだろう？」

だから隠していると
そう言った。

ノアは中々掴みにくい
今日話していてAが思ったことだ。
彼は忘れようとしていたなんて
そんなことを考えてもいなかった。
心の中でノアに謝りつつルシウスに別れを告げる。

別れて暫く進んだ廊下の角にアリスがいた。

「お話終わった？」

彼女はさっきまで泣いていたのが嘘のようにケロりとしている。
いつもの可愛らしい笑顔は無く代わりに、余裕が浮かんだ笑みだった。

Aが声をかけるより先にアリスは口を開く

「今の話を“私達、二人”で聞いていたらどうする？」

アリスは今、二人で
そう言った。
急いでアリスの後ろを見ると、そこにノアが居るではないか。

Aが謝ろうとすると口をノアに遮られた

「僕の話を聞いてどう思った？
　やっぱり関わりたいなんて思わないでしょ」

ノアは悲しそうにそういう
まるで、友達を止めざる終えないような顔で…
これに答えてよいなら答えは一つ

「思わない。
　ノアに関わらない様にしようなんて思わないよ。
　それにアリスも居るし私達は友達でしょ？」

アリスが初めての友達となった日を思い出していた。
Aが言った言葉に賛同するかの様に

「そう！私達は友達よ？私まだポッターに前言撤回させて無いの
　一人になったら何と言われるか…
　それに……一人よりも二人で。とか聞いたことない？

　やられたら倍で返さなきゃ」

そういいスリザリン生がよくする笑みを浮かべる。