【ハリーポッター】魔法の日【親世代】 (ページ18)

今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:3,553 hit

昔々ページ18

昔々

昔と言っても少し前

二人の少女がおりました。

美しく愛らしい
緑の瞳を持った少女

もう一人は
小さく愛らしい
灰色に近い青の瞳を持った少女

二人が出会ったのは、とある名家の婚約者を決めるパーティー

二人は純血でありながら純血主義ではありませんでした。

小さく愛らしい少女は己より立場が上の少年にすら喧嘩を売りました。

少年は、小さく愛らしい少女に一目惚れをして婚約者として己の父に言いました。

美しく愛らしい少女は、友になったもう一人の少女の婚約者が決まった事を自分のことのように嬉しそうにしていました。

そして、互いに言いました。

『ホグワーツで、また会いましょう』

そう約束し別れました。

月日は経ち

11となる二人の少女はホグワーツへと入学し再会を果たしました。

しかし、ある日のこと

とある少年は
美しく愛らしい少女を好きになってしまいました。

その事で美しく愛らしい少女は道を外していきました。

そんな彼女を憐れみ、助けようとした小さく愛らしい少女は

『何があっても貴女を守る。
　例え、私の命を犠牲にしても』

そう言いました。

その数年後
悲劇がやって来ました。

魔法使い達が大人になった少女達を囲み許されざる呪文で攻撃し始めました。

小さく愛らしかった少女は悲願しました。

『止めてくれ！彼女だけは…彼女だけは！』

そんな願いは届かず
美しく愛らしかった少女は死の呪文で亡き者とされました。

それを悲しみ、怒り
小さく愛らしかった少女は己の魔力を暴走させ魔法の矢を降らせました。