【ハリーポッター】魔法の日【親世代】 (ページ16)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:3,551 hit

女の子？ページ16

ブラックやリーマス、ピーターから離れた所でノアが

「うーん、多分……うん…よし！」

と頭の中で何か決まったのか声を出していた。

「ねぇ、A」

「何だ？」

ノアはイタズラを仕掛ける子供みたいに笑いながら

「黒髪の彼、シリウス・ブラックって言うんだけど…
Aにも仲良くして欲しいなぁ～
と思って」

ナイスアイデア！とノアは無邪気に笑う。
その時チラリと見えた顔は

「女の子？」

ノアは肩を揺らした。
笑顔を取り繕いながら否定をしてくる。

「違うって！僕は男の子」

いつもは声を荒げる事もないノアが荒げているでないか。
その時はその場で終わった。

再び食堂へ向かう。
スリザリンの席を見るとルシウスがいた。

「ルシウス兄さん」

Aが声をかけると、こちらを向く。
ノアは少し冷静になりたいから離れて食べて良いかな？
と、聞いてきたのでAは良いよと言い別れていた。

「Aか、どうしたんだ？」

「話したい事があるから…その……」

隣に座って良いか
それを聞きたかった。

「良いとも。おいで」

流石モテる男ルシウスである。
女の子の扱いは一流だ。

「実は…ノアの事なんだけど。
………ノアって女の子なの？」

その言葉を聞くとルシウスは驚いているようだった。

「何処で…知った………ノアの顔を…」

「ノアが無邪気に笑うときにチラリと」

ルシウスはしっかりとAの目を見て

「良いか、それは皆に聞くな……お願いだ」

最後の方が小さくなって聞き取りずらかったが“今は”聞かない方が良いのだろう。
Aは料理の方へ向いた。