私と不良と生徒会。2 【ars&∞】 (ページ39)

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83*差し入れページ39

「はい、お疲れぇ～♪」

　

体育館の掃除が終わった後、会長達が差し入れを持ってきた。

「アイス買ってきましたよ。

あ、ハーゲンダッツは私のなんで。」

二宮さんがガサガサと袋の中をあさって、自分のアイスを取り出す。

「俺、ガリガリくんソーダ味♪」

相葉さんも袋からアイスを取り出す。

次々と生徒会メンバーがアイスを選んでいく。

　

これって……

「…差し入れですよね？」

「「そうだよ？」」

声を揃えて言う生徒会メンバー。

　

「…俺らに選ばせろやっ！！」

「じゃあ、すばるが払ってくれる？

ニノがハーゲンダッツだからねぇ…

　

結構高いよ？(笑」

　

「…どれも美味そうなアイスやなぁ！！(汗」

渋谷さんがそう言って、アイスを取り出す。

それに続いて、次々に取り出していく。

　

「じゃ、いただきまぁす！！」

ピリッ、と袋を開ける。

口の中に、甘くヒンヤリとしたものが広がっていく。

　

「美味しいです。ありがとうございます。これ、いくらですか？」

そう言うと、二宮さんがふふっ、と笑う。

「だから差し入れなんで気にしないでください。

それに…。」

と言って、櫻井さんの肩にポンッと手を置く。

　

「…全部、翔さんのおごりなんでね。」

「ええ！？」

「当然でしょう？だから一番高いやつにしたんですよ。後でお金返してください。」

「嘘だろ！？」

櫻井さんが泣きそうな顔をする。

「センパイ、あざーすっ！！

俺のも返してください！！」

松本くんが食べ終わったアイスを片付けながら言う。

　

「…俺、損ばっかりな気がする(泣」

「櫻井…俺も。」

　

しっかりと肩を抱き合う櫻井さんと横山さんでした。