3話 ページ5
打ち合わせを終え、携帯の電源を入れるとものすごい量のLINEの通知と着信履歴。
何この通知の量、気持ち悪いレベルだ。
とりあえず一番上にあったそらるとのトークを開く。
通知3桁はすごいな。
そらる今どこ?
Aタクシーの中
そらる帰るとこ?
Aそう
どうした?
既読がついたが返信がない。
俺のLINEにはすぐに反応してくれるそらるにしては珍しいなーと思いながらタクシーを降りると、玄関先に影が２つ。
あれは...
『そらる？まふまふ？』
「あっ！Aさんお帰りなさい！」
俺の姿を捉えたまふは駆け寄り、腰に手を回しぎゅーと抱きつく。
『ただいま？何してるの2人して。』
よしよしと頭を撫でてやると、まふは嬉しそうにふにゃふにゃと笑った。
「Aさんを待ってたんですよ！電話もLINEも返事が無いんですから！もー！！」
『ごめんごめん、仕事で...』
「アルバムイベントについてでしょ。luzが言ってた。」
『連絡取れてから会いに来れば良かったのに。』
「サプラーイズ！ですよ！
どうです？びっくりしましたか！？」
『うん、びっくり。
たまには驚かされるのも悪くないね』
「あんまり驚いてるように見えないけど...」
呆れたようにそらるが呟く。
これでも結構驚いてるんだけどな。
『とりあえず中入りなよ。
どれぐらい待ったの？』
「ちょっとだけ、30分ぐらい...」
『30分はちょっとなのか？』
「Aさんの曲を聴いてたらあっという間でしたよ！！」
未だに抱きついたままだったまふが俺の腰から手を外し、代わりに手を繋ぎながら言う。
『ありがとう』
ぎゅっと手を握り返すとパァと花が咲いたように笑い、指を絡ませるまふ。
「坂田とかとも喋ったからそのうち来るよ」
『うーん冷蔵庫に何も入ってないよ？何か買ってこなきゃ』
「そう言うと思って買っておいた。」
何か美味しそうなものが詰まっている袋を掲げる。
『さすがそらる。偉いねぇ』
そう言って開いた方の手で頭を撫でてやると、そらるは嬉しそうに目を細めて頭をグイグイと押し付けてくる。
そらるは俺以外にこんな事されたら怒るか不機嫌になるけど、俺には許してくれる、というかむしろやられて嬉しそう。
相変わらず2人とも可愛いな。
昔から変わらずね。
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ゆきうさぎ - コメント失礼します。作者様の負担になるようでしたら話は別ですが、僕は皆でハッピーエンドが良いと思います。 (2020年9月20日 1時) (
レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 個人的にはhappyendが好きなのでhappyendが読みたいです…！ (2020年6月15日 18時) (レス) id: 57a51dc74d (このIDを非表示/違反報告)
匿名主(´・∀・｀) - 初めまして、失礼します。個人的にはhappy endが良いんですが…一回何らかの endで完結させてしまって、その後に場面分岐的な終わり方にすれば良いのではないか。と考えております。作者様に負担が掛かってしまいますし、上からで申し訳ないんですが…考えて頂ければと (2020年6月13日 21時) (レス) id: 610e5b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
ペン - 初めまして、今日は。 秘かに読まさせて頂いてます。今更なのですが、 happyendが良いと思ってます。体調に 気を付けて更新頑張って下さい。 (2018年6月24日 11時) (携帯から) (レス) id: c5e8935b6a (このIDを非表示/違反報告)
にょむさん - 個人的にはHappy Endがいいです！ (2018年6月17日 22時) (レス) id: c18b2f6fe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺碧 | 作成日時：2017年12月3日 21時
