特別番外編２ ページ45
【食事を取りなさい！】
ハーマイオニー・グレンジャーは怒っていた。
怒りの種は目の前で貪るように本を読む少女のことである。
｢A！いつまで本を読んでいるのよ！もう夕食の時間よ！｣
『……んー、』
｢ちょっと聞いてるの！？もう夕食の時間よ！｣
『あー、うーん』
｢もう！夕食の！時間よ！｣
｢シーッ！静かに！｣
何度声をかけても生返事しか返さないAに痺れを切らして大きな声を出したハーマイオニーは、すぐに図書館司書であるマダムピンスに睨まれた。
このようなやり取りをしょっちゅう繰り返すため、2人はマダムピンスからかなりキツめに睨まれるようになった。
これじゃあ埒が明かないと判断したハーマイオニーは、横で苦笑いを零すハリーに目配せをし、彼が頷いたのを確認してからAの読む本を思いっきり引っ張り奪った。
その隙にハリーはAの座る椅子を引き無理矢理立たせる。
やっとハリーとハーマイオニーの方を見たAは、何をするんだ、酷いじゃないかとでも言うような表情をしている。
そんなAの様子を見てハーマイオニーはさらに怒ったようで、Aの鞄をガッと掴むとそのままプリプリしながら図書館の出口に早足で歩いていった。
当のAは心外だというような顔でハリーと目を合わせ、ハリーにも呆れたような表情をされる。
大広間に行こうとハリーに促されAはハーマイオニーを追うようにして図書館を出た。
大広間に着くとハーマイオニーは有無を言わさずレイブンクロー生であるAをグリフィンドールのテーブルに座らせ、皿にバランスよく食べ物を乗せていく。
『ハーマイオニー、本を返して』
｢ダメよ、食事を終わらせてからにしなさい｣
『お願い！今本当に良い所なの』
｢君たち本当に毎日飽きないよな。何回そのやり取り繰り返すんだ？｣
｢ロンの言う通りだ。Aはそろそろ自立した方がいい｣
『え、ハリーに言われるほど？大丈夫だよ私丸1日何も食べなくても生きていけるし』
｢ダメよ！成長期なんだからちゃんと食べないと、身長伸びないわ｣
『ちょっとハーマイオニー、そんな盛られても食べられないよ』
｢それなら私が貴方の口に無理やり押し込むわ｣
『ひぇ、おっかなﾑｺﾞｯ』
｢食べなさい。｣
｢A、かぼちゃジュース飲む？｣
『ﾓｺﾞﾓｺﾞ……飲む』
｢いつまでこんなのを続けないといけないのかしら｣
『嫌ならやめてもらってもﾑｺﾞｯ』
｢食べなさい。｣
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さん(プロフ) - coralさん» なので呪文の効く効かないだとかそういう細かい(？)所は目をつぶっていただけると幸いです。最後に、色々意見頂けて有難いのですが、今の所内容を変更する予定はありませんのでご理解頂けると嬉しいです。 (2021年3月21日 19時) (
レス) id: 22b39d8ca2 (このIDを非表示/違反報告)
さん(プロフ) - coralさん» 爆破呪文は使っていますが消去呪文は使い方に迷ったので使わないことにしています。序盤でアバダケタブラを出したのは普通に温存とか全く考えていなかったからですね。二つの別の世界を無理矢理くっつけているので、私の力量ではどうにも矛盾が出来てしまいます。→ (2021年3月21日 19時) (レス) id: 22b39d8ca2 (このIDを非表示/違反報告)
coral(プロフ) - 自分の作品でもないのに長々と失礼致しました。 (2021年3月20日 23時) (レス) id: 76a1fad787 (このIDを非表示/違反報告)
coral(プロフ) - また、アバダケダブラはそもそも対生命体の呪文ですから、他の魔法が効かない設定であればアバダケダブラも通用しないのではないでしょうか。どちらかというと守護霊呪文で身を守る方が対呪霊には良いのではないかとも思います。 (2021年3月20日 23時) (レス) id: 76a1fad787 (このIDを非表示/違反報告)
coral(プロフ) - 呪力を込めて魔法を使っている、などとして爆破呪文や消失呪文を使わせたりはしないんでしょうか？アバダケダブラは最強の呪文みたいなものなので、序盤に出してしまうのではなく温存しておいた方がいいのではと思った次第です。 (2021年3月20日 23時) (レス) id: 76a1fad787 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さん | 作成日時：2021年1月4日 15時
