#4 ページ9
「そう！だからこそ、このナイトレイブンカレッジはマジカルシフト強豪校として世界に名を馳せているのです！我が校OBのプロ選手は＿＿＿」
(あ、これ話が長くなるやつだ)
そう察すれば案の定、学園長は熱くマジフトを語っていく。
(にしても、本当に規模が大きいよな…)
プロリーグ関係者及び魔法関係者から注目され、たくさんの出店の出店に、世界各国の来賓が訪れる…
(父はいつも通り国に残るとして、私の母と兄は来るんだろうな)
(ならやっぱり、ダメね)
「世界中に放映される！？
じゃあじゃあ、オレ様がその大会で活躍すれば世界中がオレ様に注目するんだゾ！？」
(……さすが、グリムさん)
入学式で暴れたのといい、注目を浴びるのが大好きなようだ。
先生も先生で、「大活躍すれば世界中のプロチームや一流企業から、引く手あまたの人気者になれること間違いなしです」とグリムさんに教えている。
(これですっかりやる気になったらどうなだめれば…
多分出れないのに)
「グリムの場合、魔法より先にモンスターが選手してるってことで驚かれそうだな」
「よっしゃ〜！早速今日から特訓して絶対に目立ってやるんだゾ！」
(あちゃあ…)
デュースさんがトドメを刺してしまったようだった。
「あ、でもグリムくんは出れませんよ
さっきから何度も『寮対抗』だって言ってるじゃないですか
君たちの寮は寮生が7人に満たないでしょう？ですから出場登録ができません」
「ええええええ〜〜〜っ！？そんなぁ〜〜〜！！！」
(やっぱり出れないよね…どんまいグリムさん)
先生が「主役はフィールド上の選手だけじゃない」と言って励ますので、私は背をポンポンと叩いて励ます…
「やだやだ〜〜！！テレビに映って「きゃ〜グリムくんかっこいい！」「おい、今のスーパープレイ見たか！？」って言われながらチヤホヤされたいんだゾ〜！」
が、その発言で、スッと距離を取った。
「ふなっ！？」
支えになっていた私が居なくなって、グリムさんがよろめく。
「すみません、あまりに妄想が具体的だったもので…」
「ほんと。いやに具体的な妄想だったよな…」
「まぁ、人数が足りないのは仕方ないし…
来年、オンボロ寮に新入生が来ることに望みをかけて、今年の出場は諦めるしかないかもな」
「そんなわけで私はこれで！ああ忙しい、忙しい」
(あ、逃げた)
「散々期待させといてひでぇんだゾ〜…ふなぁ〜…」
さて…この拗ねてしまったグリムさんをどうしようか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1556人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のま(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます…！その通りです。見事に誤字していました泣細かい所まで見て下さりありがとうございますm(_ _)m (2021年1月9日 8時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 31ページ 大丈夫だよジャック、、、の後にくるのは夢主の名前ではないのでしょうか?? (2021年1月9日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 月華姫さん» コメントありがとうございます( ´ ` *)グッピーちゃん呼び、一応理由があってどこかで明かすかもしれませんので楽しみにしていてください笑応援嬉しいです！応えられるように頑張ります！ (2020年5月23日 15時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - フロイドが何故夢主ちゃんをグッピーちゃんと呼ぶのか気になりながら更新楽しみにしていますっ♪此れからも応援していますっ(｀・∀・´)bではまたっ♪ (2020年5月23日 15時) (レス) id: 4f61ef1df2 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - keronefiさん» うっコメントありがてえです…課題に追われて死にそうですが、更新も頑張ります！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のま | 作成日時：2020年5月7日 17時
