#3 ページ9
「俺もエースに賛成です
もちろん、ルールは守らなければいけないものだとは思いますが……さすがに突飛すぎる」
「…私もそう思います
ルールは守るべきですが、あくまでもそれは昔のルール。今に合わせて、変えていくべき面もあると思うんです」
ならもう、言ってしまえ
デュースさんに続けば、キッとリドル先輩に睨まれる。
「ボクに口答えとはいい度胸がおありだね
いいかい？小さなルール違反が、大きな問題に繋がるんだ」
「他の奴らも、魔法封じられるのが怖くて言い出せないけどこんなのおかしいと思ってんだろ！？」
…エースさんの呼びかけには、誰も応じない。
(こんなの恐怖政治だ)
「ボクが寮長になって1年
ハーツラビュル寮からは1人の留年者・退学者も出していない。これは全寮内でハーツラビュルだけだ
この寮の中でボクが一番成績が優秀で、一番強い
だから、ボクが一番正しい！
口答えせず、ボクに従っていれば間違いないんだ」
「そんな……！」
「お前たちがルールを破るからいけないんじゃないか。ボクに従えないのなら、まとめて首をはねてやる！」
「みんな、ほら「はい、寮長」って言って」
(…ここは、1度この場を収めるべきだ)
お互いに頭に血が上ったままじゃ、穏便にいくものもいかない。
「は「ぜってー言うなよ、A」……」
ケイト先輩の言う通りにしようとすれば、いつもの調子ヘラヘラした調子とは程遠い、低い声のエースさんに止められて、黙り込んでしまう。
「言いません」
「嫌です！」
「こんなワガママな暴君、こっちから願い下げだ！」
(…あちゃあ)
「今、なんて言った？」
「オマエはおこりんぼでワガママで食べ物を粗末にする暴君って言ったんだゾ！」
「お、おい！そこまで言ってな……」
「
リドル先輩のユニーク魔法の首輪が、私達を拘束する。何となくこうなる感じはしていたので、そんなに驚かなかったが…
(やっぱり、取れそうにないか)
手で引っ張るも、逆に首が取れそうになる。
(最近は魔法に頼りっぱなしだから、結構キツいな)
「トレイ、ケイト！こいつらをつまみ出せ！」
「「……はい、寮長」」
ケイト先輩達がその指示に頷く。
…ここに、味方はいなかった。
「あぁ〜〜〜、そうかよ！やってやらあ！」
なのにそう言い放ったエースさん。
(嘘でしょ！？)
エースさんの拳が、振り上げられた。
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遙(プロフ) - ちぇよちゃのえくぼさん» ありがとうございます…！朝からテンション上がりまくりです笑これからもよろしくお願いします！ (2020年5月11日 8時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇよちゃのえくぼ - 面白いです! (2020年5月11日 0時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - むうまさん» コメントが、来てる…？？お祝いありがとうございます！これからも頑張らせていただきます！！( ´ ` *) (2020年5月4日 11時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
むうま - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます！！更新頑張ってください！！ (2020年5月4日 11時) (レス) id: 0f25994282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年4月23日 9時
