ユーリの双子の妹と。【ユーリ!!! on ICE】

人見知り ページ7

ユーリが来たことでやっと3人が揃ったことになる。

今更気づいたけどこの人だかりはなんなんだ、と自分達の周りを囲んでいる人の視線から逃げるようにヴィーチャの後ろに隠れて、ユーリの服をつかむ。

今更かよというツッコミはスルーさせて頂く。

私は人見知りだ。

なんでそんな人見知りが目立つスケート滑ってるのかと聞かれたらスケートが好きだから、スケートを滑るのは楽しいからその為に我慢してると答えるしかないだろう。

だからと言ってたファンの人、応援してくれる人のことが嫌いな訳じゃない寧ろ大好きだ。

他の選手の人に声をかけられてもまともに返せないのが辛い。いつもユーリが代わりに答えてくれるけど…もうちょっと優しく答えてあげて。

「……なんでヴィクトルの後ろに隠れんだよ」

不満そうにこっちを見てくるユーリ。

なんでってユーリ私とそこまで身長変わらないし…、いやこれ言ったら拗ねる。なんて言おう…。


「ユーリが小さいからに決まってるだろ」

いやお前空気呼めよ、と普段からツッコミはあまりしない私が思わず突っ込みたくなるほど満面な笑顔で言ってのけるヴィーチャに「あ"？」と怒気を込めながら言うユーリ。

……一緒にカルシウム摂って大きくなろうね。

そこまでユーリはちっちゃくないよ、というせめてものフォローとして頭撫でてあげた。

昔に比べるとユーリは身長伸びたなぁ……前は同じぐらいだったのに。

この後はあまりに遅いヤコフに怒られて移動した。

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