#2 ページ20
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「！？なんだ！？急に外が暗く…」
「おい、あれ雲じゃねえか！？」
「なんか寒くなってきてねぇか…！？」
「！…いったい、なぜ…」
＿＿彼女が舞い始めてからすぐに感じた違和感。
決して気のせいではなかったらしい。
先程まで月明かりの入っていた談話室は影を落とし、視界の悪い中でただ下がっていく気温の変化は不安な気持ちを煽る。
…僕は例外ですが。
「陸ってこんな冷えんだ」
「肌に馴染む温度ですね」
「呑気にしてる場合ですか」
同じく例外である二人は呑気にジャミルさんの手料理を味わっている。
…この異常さをわかっているはずなのに。
「アズールの言う通りだよ、ジェイド、フロイド
呑気にしてる場合じゃない。異常事態だよ
学園内の温度調整は妖精が行なっているはず
だというのに彼女の踊り…“神のお導き”とやらでこの異常気象が起こってるなら彼女は、」
「おい！アレを見ろ！！」
「「「！！！」」」
一人の生徒の声が、混乱を切り裂き視線を集める。
その先にあったのは…白い、粉のようなものが空から落ちてくる光景で。
「あれは……雪？」
この地域で降る季節なんかじゃないというのに。
「まだまだですよ」
沈黙を貫いて踊り続けていた彼女が、呟くように＿＿
それでも確かにそう言った。
「！」
次の瞬間、風が勢いよく吹きつける。
咄嗟に僕とジャミルさんとリドルさんで防衛魔法を使ったものの、使わなかったら一体いくつの食器が割れていたことか。
＿＿＿しかしそんな小言も、また外を見たときには忘れてしまった。
「はじめて見るぞあんなの…」
「す、すげぇ…」
「夢か…？」
「超キレイじゃん！！」
雪が降り、黒い雲が空を覆っていたはずなのに。
空は晴れ、星は瞬き、月は部屋を照らし、しんしんと雪が降る。
「なんですか、これは……」
こんなの、やっぱり魔法じゃありえない。
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のま(プロフ) - コッペパンさん» 更新止まってしまって申し訳ないです泣。応援ありがたいです…！最近リアルがばたついていて、相変わらずの不定期更新になりますが、完結まで頑張ろうと思っていますので、引き続きよろしくお願いします！m(__)m (2020年9月5日 16時) (
レス) id: 7b6725898c (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - このお話本当に好きです……！！！とても良いところで止まっているので続きが気になります！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 応援しています！これからも頑張ってください！ (2020年8月22日 18時) (レス) id: fe7138416d (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - アヤさん» ざわざわ…()実はTwitterで習得済みの知識だったりします(。あの描写をどう捉えるか…全て読者様次第です笑 (2020年8月3日 22時) (レス) id: 354945433c (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - すんごいどうでもいい話なんだけど、タコの8本足の内一本は珍子らしいよーってツイステ民の5割りが騒いでた(( (2020年8月2日 2時) (レス) id: aa6ec04d37 (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！これからも頑張ります〜 (2020年8月1日 16時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年6月13日 19時
