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「なんだそりゃ！？」
私達の心の声を代弁したかのように、エースさんが声を上げる。
それでもケイト先輩は「理由は後」と言って、私とデュースさんとグリムさんには魔法で、ユウさんとエースさんにはペンキでやるように指示を出した。
(色変え魔法…)
「魔法で色を変える…
Aやった事あるか？」
「……えぇ、昔はよく使ったものです」
＿＿＿『お母様、お誕生日おめでとうございます！』
＿＿＿『あら、素敵でカラフルなお花ね』
＿＿＿『お母様に似合いそうな色に変えたんです！』
(あの頃みたいに…何も知らない時に…)
(…私が、ユウさんみたいに、純粋で、)
「なら、Aに教えてもらうんだゾ！」
「あぁ…A、大丈夫か？」
「…はい、勿論ですわ」
＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
「ちょっとコツが掴めてきたな、Aのおかげだ」
「よし、オレ様が一気に終わらせてやるんだゾ」
「えっ」
何回か繰り返しているうちに、慣れたらしい2人。
ただその成功確率は半分以下だ。
嫌な予感がした私は、「一気に終わらせてやる」と言ったグリムさんを止め…
(…いや、一度失敗してもらって現実を見てもらおう)
「ふな〜っ！…ふなっ？」
案の定、薔薇の色は赤ではないピンクや緑に変わる。
(手直ししますか…)
そうマジカルペンを構えた時だった。
「こうするんだよ、それっ」
パッとケイト先輩の魔法で、ごちゃごちゃだった薔薇の色が赤一色に変わる。
(一回の魔法であれ全部…！？)
「すごっ！さすが3年生！」
「んじゃ、気を取り直して続き、いこっか♪」
あまりに綺麗な魔法に、(私にも出来るかな)と挑戦したくなる。
(…でも、失敗したら迷惑だろうな)
(また今度、自分の花でやってみよう)
「Aもあんな風にできるのか？」
「！？」
と思った矢先にデュースさんのそんな言葉がかけられる。
「…やった事は、ないですね」
「え〜ならやってみようよ！オレ、フォローするよ？」
ケイト先輩がニカッと笑う。
そんな優しさに、好感度がぐーんと上がっていく。
「じゃあいきますよ…それっ！」
「おぉ〜っ！」
「い、一発でやりやがったんだゾ…」
(上手くできた…)
多分、ケイト先輩の言葉があったのが大きい。
「ケイト先輩のおかげです。リラックスして挑めました」
「ふふっオレ何もしてないよ？にしても凄いね〜」
「！」
自然な流れで頭にポンと手が置かれる。
不思議とその手から逃げようとは思わなかった。
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のま(プロフ) - アイリスさん» タイトル変更を少し前にして…反映してなかったのかもしれません汗。私自身も気になってはいたのですが、直し方もわからず…と言った具合で。申し訳ありません (2020年5月20日 22時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス - 完璧な仮面という作品を押したら誰が為の王女というタイトルが出てきた……。ん……？ (2020年5月20日 20時) (レス) id: 191e3f71f6 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - あすまさん» ニヤニヤしていただけて作者冥利に尽きます…その上身体の心配まで！素敵なコメントをありがとうございます！頑張ります( ´ ` *) (2020年4月25日 21時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
あすま(プロフ) - とても面白いです!!デュースとの絡みを見て､いつもニヤニヤしてます(笑)今の時期大変ですが､お身体に気を付けて下さいね。更新頑張って下さい!! (2020年4月25日 18時) (レス) id: 9925a6995f (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - saraさん» ああああなんという間違いをおかしてしまったのでしょう…今気づいてるところは修正入れます！共有ありがたいです…！頑張ります！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年4月10日 19時
