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「及第点だ。だが、いいだろう」
「…ありがとうございます」
よかった、のかな…
ちょっと考えられたけど、及第点だって言われたけど一先ず安心かな
面接官のギャップ萌えおじさん(名前聞いてない)からは、案内してもらえ、としか言われていない
とりあえず五条さんについていってはいるけどなんかふらふらへらへらしてるしよく分からない
この人本当に先生なんだろうか…
「あの、悠仁くんにはいつ会えますか」
「…あ、そっか」
そっかって言った？忘れてたの？
不安しかない…
「よし、会わせてあげよう！ついておいで」
「……」
「大丈夫！何かあっても僕が守るからさ」
「はぁ…、そうですか…」
うん、やっぱり不安だ…
さっきからずっと歩いてるけど、だんだん暗くて狭い道だし、なんなら壁に御札とか貼ってあるし
こんなところに悠仁くんがいるのか？
「ここにはいないよ。用があるだけだから、ちょっと待ってて」
エスパー？不安っていうか怖くなってきた
「…違うか」
僕が何かを恐れていない時なんてなかった
呪霊も人間も等しく怖いんだから
「……悠仁くんの状態によっては帰らせてもらおう…」
帰してもらえるかは分からないけど
戦うのは自分を守るためだし、悠仁くんに守られるだけじゃ嫌だからだし
悠仁くんが無事じゃないなら、帰ってまた見るだけの生活に戻ればいい
「そうだよ、僕に力なんてないんだから」
「君って随分卑屈だねぇ」
「っわ、五条さん…いつから…」
「今戻ったばっかだけどさ、悠仁とは大分違うねぇ」
「血の繋がりはないって言ったじゃないですか。似てないですよ」
「それでも一緒にいる時間長かったら少しは似てこない？」
「…どう、でしょう」
一緒にいる時間は大して長くないと思うし
悠仁くんは知り合いが多いから家にいる時間あまりなかったし、逆に僕は中学卒業してからは何もせず家にいるかふらふら散歩してるかだったし
「一緒にいる時間が長い相手に似るなら、悠仁くんが僕に似なくてよかった、とは思いますけどね」
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洸 - まさかの兄虎杖…！続き気になります！ (2022年4月23日 15時) (
レス) @page7 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
まいむ(プロフ) - 面白かったです!お気に入り登録失礼します (2022年4月21日 7時) (レス) @page7 id: f87a093414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
作成日時：2022年4月13日 13時
