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どこをどんなに探しても悠仁くんは見つからなかった
おじいさんが入院していた病院は閉まっていた
そして学校も探しに行ったけどいなかった
なぜか校舎が半壊していた
「どこかで入れ違いになっちゃっただけ、だよね…」
そんなふうに自分に言い聞かせて家に帰った
けどそれも、効果はなく電気は消えたまま暗い部屋
「…どこ行っちゃったんだろう」
僕とは違って強い人だし誰とでも仲良くなれる人、だけど
あの化け物たちに襲われていたらさすがに悠仁くんでも無事じゃない、はず
誰か、そういう専門家？みたいな人がたまたま近くにいてくれて助けてくれていたら、いいんだけど…
「はぁ…」
外走り回ったし遅い時間だし、気が気じゃないけど体は正直で
「ご飯食べよ…」
せっかく作ったんだし、やっぱり味はいまいちだけど、今はそんなことも分からないくらい不安でどうでもよかった
ただ、悠仁くんが無事でさえいてくれれば
･
次の日さらに次の日も、ずっと朝から悠仁くんを探すために走り回っていた
もしかしたらこの前見つけられなかっただけで、入れ違いになっただけで今はいるかも、と病院や学校も見に行った
学校はやっぱり半壊していて悠仁くんどころか人は一人もいなかった
「は、疲れた…」
こんなに走り回ることなんてないから体力もなくて、休憩を繰り返す
そして探し始めて数日後
「こんにちは、芦屋Aくん」
「…え」
目の前に突然現れた白髪長身サングラスのお兄さんに声をかけられた
え、怖い…
「あれ、名前違った？虎杖悠仁から聞いたんだけど」
「！悠仁くんを知ってるんですか…！？」
「そ！彼に頼まれてきたんだけど、芦屋Aくんで合ってる？」
「合って、ます…」
なんだろう、この人
怪しさは満点だけど疑いにくくて、ずっと見てると目が疲れそう
「悠仁くんは無事なんですか？」
「無事、と言えば無事だね」
何その言い方…
無事ではないと言えば無事ではない、ともとれますよね
「どこにいるんですか」
「東京」
「……は？」
「虎杖悠仁は東京にいるよ」
いや、いやいやいや
おかしいでしょ！
「なんで急に！連絡もなしに…」
「…君も来るかい？」
「…お金ないし、無理ですよ」
「安心して、僕が送ってあげる」
「……」
「このグッドルッキングガイ五条悟にお任せさ！」
怪しさ満点なんですが
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洸 - まさかの兄虎杖…！続き気になります！ (2022年4月23日 15時) (
レス) @page7 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
まいむ(プロフ) - 面白かったです!お気に入り登録失礼します (2022年4月21日 7時) (レス) @page7 id: f87a093414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
作成日時：2022年4月13日 13時
