115話 ページ25
よかった…。ゾムさん、いた…。
嫌われたと思った。ゾムさんのお家だから、いるのは当たり前かもしれないけど…。でも、ゾムさんがいた事にすごく安心できた。
「…ゾムさん…ごめん、なさい…あの時、昨日私が…」
ゾ「…違う！」
「！？」
ゾムさんが起き上がって私の手首を優しく掴んだ。痛くない…。
「ち、違わないです！私が嫌がったから…！」
ゾ「何でそんなに！自分を卑下するんや！なんで…拒絶、せんのや！」
「私はダメな子だから…出来損ないだから！私が全部悪いんです…！」
昔からずっと言われてきた言葉。いざ自分で口にすると、心に刺さる…。
あぁ、私は本当に出来損ないだ…。
ゾ「…陣と比べてるわけ？」
「……」
ゾ「陣と比べて何になるわけ？」
「それは…」
ゾ「Aはどうなの？どうなりたいの？」
「お兄ちゃんが…」
ゾ「陣はAとちゃうやろ」
「でも…」
比べてどうなる、なんてわからない。私なんかにわかるわけがない…。だって昔からずっと比べられてたから。
ゾ「俺は、陣と自分を比べるAが嫌や…。誰かの言うことばかりを聞くAも、自分の事を出来損ないだなんて言うAも、嫌いや」
「……」
大丈夫だと、いつか言われるだろうと思ってたけど、本当に、真正面から、しかもゾムさんから言われると、怖い、嫌だ…。
私は大分ゾムさんに心酔していたんだ…。
「…ごめ、なさ…」
怖くて、涙が溢れ出る…。
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ソルト - 一人で発狂してましたww…ゾムううううううううううう((( (2019年2月15日 20時) (
レス) id: fe087ce27e (このIDを非表示/違反報告)
ヨシフ - 夢主が可愛いすぎる…！この話とっても好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月4日 14時) (レス) id: 2fbbe2e3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
作成日時：2018年11月15日 8時
