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2話 ページ3
「ぁ、そういえば今日試合から帰ってきたら手紙が届いてたんだよな」
「手紙？」
「うん、日本サッカー協会から、強化選抜の指定メンバーに選ばれたって」
「……」
「光？どうした？」
「その手紙って茶封筒に入ってる…？」
「ぅ、うん」
「……」
「もしかして…」
「その手紙…僕の元にも届いてたやつだ…」
「光にも！？」
「じゃあ、一緒に行けるな！！」
「いや、僕はいいかな…」
「え…何でだ？」
「だって、絶対人多いでしょ…」
「まぁ…多分な」
「行きたくない…」
「俺とサッカーしたくないのか…？」
「ち、違うよ！！」
「そりゃ、よっちゃんと一緒にサッカーしたいけど…」
「じゃあ…！！」
「でも、それとこれは別で…」
「そうか…」ｼｭﾝ
そういうと声のトーンが下がりシュンとする。
ん"ん"ん"ん"ん"ん"
「……」
「わかった…」
「！」
「行くよ…」
「本当か！！」
「うん…」
「絶対一緒に着いてきてね…！」
「あぁ！」
「じゃあ、また明後日な。迎えに行くから」
「うん」
「脱走しないでな」
「……うん」
「しないでな？」(圧)
「はい…」
「よし、じゃあおやすみ」
「おやすみ」
📱ﾋﾟｯ
「ﾊｧ〜」
まさか自分も行くことになるなんて…
普通に断ろうと思ってたからなぁ…
でも、よっちゃん嬉しそうだったし……
僕もまたよっちゃんと一緒にサッカーできるの嬉しいし…
いっか…
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作者名：Cocoa | 作成日時：2023年10月25日 2時
