J.S.B.旅館

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健「そんなんゆうんやったら
ジロ美かて天使やったで！」



剛「出た！健二郎さんの天使発言！」


NT「あのジロ美がねぇ、、」






剛「俺、部屋の中に蛙ばら撒かれたの、
未だに根に持ってるし、トラウマになってるから。」


健「奇抜なことしおるわー！
おもろい子供やんけー♡」






剛「蛙ばら撒かれた身にもなってよ！
もう大惨事だったんだからねっ！！」


NT「男勝りだったからなぁー。ジロ美は…
岩ちゃんビービー泣いてたよね、、」







剛典くんと、直ちゃんと ジロ美ちゃんは幼馴染


男の子に囲まれて育ったせいか、幼少時代は
ヤンチャだったジロ美ちゃん。


自分より年下の剛典くんがイタズラの対象だったようです。






しかし、そんなジロ美ちゃんも
年頃になると女らしくなり、
こちらも大学時代に健二郎くんと知り合います。


押せ押せの甲斐あって見事ジロ美ちゃんを手に入れることに成功した健二郎くん。




卒業を目前に控えたある日、




『ジロ、私一人娘なの。
お婿さんに入ってくれる人じゃないと駄目なの！』



『俺！次男やから問題ない！
婿、入れる！』




こうして親に報告する前に
勝手に婿入りを決めてしまった健二郎くん。








剛「でもさぁー、本当に大丈夫だったの？
健二郎さん家業継がなくて…」



健「家は兄貴が継いどるからいけんねん。」






健二郎くんの御実家は
京都の老舗有名お茶屋さん。

山乃庵の美味しいお茶は、
健二郎くんの御実家から仕入れているのです。








健「それよりお前はどうやねん？」


剛「んー？」


健「岩田屋こそ、そろそろ若女将…」





NT「あーんもうダメっ！
酔っ払っらっちゃったぁー」







ベロンベロンな直ちゃんは 着崩れしまくって
どこもかしこも はだけ気味。








剛「ほら、帰るよ。直人さん！しっかり！」


翔「帰れ帰れ！
本日ナッツ代5万8千円になりまーす。」


健「堂々とぼったくんなや！
乾きもんの値段ちゃうやろ！」









・









毎夜毎夜、
酒に飲まれた直ちゃんを連れて帰るのは
剛典くんの役目。

末っ子ですが優しい青年です。









NT「花ちゃんがぁー 可愛いくてぇー
直ちゃん、めろりんちょ♡」



剛「はいはい、直人さん しっかり歩いて！」



NT「んむむぅー」









スッカラコンコンカーン！









剛「ほら！なんか蹴っ飛ばしてる！
近所迷惑だから！

ほんともうっ！
いい歳して酒に飲まれ過ぎだよ！」



健「そんなヤツ、捨てて帰ったれ！」








今夜も近所迷惑なバカボン達が
大通りを帰っていきます。

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