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Powder Snow. ページ30

剛典side


















いつもより少し早めの帰宅。
彼女の姿は無く
彼女を探しに庭へと出た俺。






ちょうど温室から出てきた 哲也と目が合うと、
哲也は何も言わず、微笑みを浮かべながら
温室の方へと 少しだけ頭を傾けた。







入れ違いに温室の中へと足を踏み入れると、
そこは、雪がチラつく外の空気とは違い
温かく、まるで 一足早く
春の訪れがやってきたよう。









「此処に居たの?」






声を掛けると、
顔を綻ばせながら 花を見つめていた彼女が
振り返る。









「おかえりなさい」




「ただいま」







ふんわりと笑う、その顔もまた
春風のよう。









「響子さんの会社ね、軌道に乗れそうなんだ。
直人さんに任せて正解だった。」









ハイブランドを売りに
今までコレクションや、ショー中心にやってきた『KYOKO MIHARA』



玄人向けする彼女の作品は、
なかなか若い年代には
手に取りにくい代物。



そこで、若い世代にも 手に取りやすい価格と
デザインで 客層を広げようという打開案を打ち出した。



挑戦したことのない分野に、初めは
不安の色を覗かせていた 響子さん。
それを口説き落としたのは、直人さん。




担当も、俺から直人さんへと変わった。
あの人なら、大丈夫だろう。

ファッションにも精通しているし、
なにより、誰よりも 仕事が出来る。





結果も順調についてきて
ほっとしている。









「そう、良かった。」








「心配かけたね、」



「いいえ、信用してましたから…、、」







本当に、、君って人は…

つい緩んでしまう表情に、
ふっ、と笑顔を見せた彼女の表情が重なる。









ねぇ、A…


君に出会って、結婚して
君を 好きになって、
新しい帰る場所を見つけたんだ。



癒される場所を、、






『おかえり』って君の声を
これからも聞かせてくれるかな?









「A、君といられて 俺は幸せだよ。」








可愛い、可愛い、俺のお姫様









「これからもずっと、
貴方のお傍でいさせてください。」









愛おしい姫の手を取り、
此処に 誓うよ。







これから先も、ずっと俺の傍にいて。

幸せにするから。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 岩田剛典 , TETSUYA,土田哲也   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - りょうちさん» そうなのー。今書いてるの書き始める前かなー?読み返してくれたんですね!ありがとうございます(*´▽`*) (2017年9月13日 16時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
りょうち(プロフ) - 花さん!いつの間に更新してたのよー!嬉しいサプライズだよ(*^▽^*) (2017年9月13日 15時) (レス) id: e6319aab1f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らりるれろんさん» ありがとうございます(*^^*) (2017年8月31日 7時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - そうですよね(^^;臣隆のお話も読ませていただいてますよ(^^)楽しみです!あっ!遅くなってしまいましたがお子様お誕生日おめでとうございます*\(^o^)/* (2017年8月31日 4時) (レス) id: 4dde80cde4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らりるれろんさん» PowderSnowはもうこれで終わりです。 (2017年8月30日 17時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年11月19日 22時

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