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ページ29









お風呂上がり
洗面台の前でペチペチ化粧水をつけていると、







「Aー」






扉に顔を挟んだ剛典さんが
こっちを覗いていた。







「ふふっ…」





挟まってる、、可愛い♡







そのままパウダールームまで入ってきた剛典さんは、後ろから私の腰に腕を回し







「ねぇ、……本当によかったの?」




ぴょこんと肩に顎を乗せ、
鏡越しに目を合わせながら、私の表情を伺う。









「……そんな顔しないで?」



腰に絡まった手の上に
自分の手を重ねた。







「だぁってぇー、君が本当は嫌なのに
我慢してるんじゃないかって思うと…、、」




視線を伏せ
ムゥって、突き出た唇…








「ねぇ、無理してまで、、」




腕の中をくるり、半周まわってから
尖らせた唇に人差し指を置いた。







「剛典さんは、御自分のお仕事を
なさってください。

私は、貴方が帰ってくるのを
此処で待ってます。
それが 妻の役目ですから。

貴方が戻ってくる場所は、…私のところ、でしょう?」







きょとん、とした顔をした彼だったけど…
すぐに、








「本当、敵わないよ、、」




眉を下げてみせた。







ふふっ、て笑いながら
彼の首に腕を巻き付けると、

腰を引き寄せる、逞しい腕。




再び肩に乗せられた顎のせいで、
サラサラと頬にあたる髪が擽ったい。








「頭、上がんないなぁー。
こんな男前なこと言う 奥さんだと、、」






ギュッとしがみついた剛典さんから香る
彼の匂い…







「今なら…分かるな。
翔さんの言ってた意味、、」




「…えっ?なんですか?それ…、」







「んー、俺の奥さんになる人は、
俺を支えてくれて、癒してくれる人じゃないと駄目だ、って昔 言った友人がいて…」






そういえば、お義兄さんや健二郎も
同じようなことを言ってたな、、








「さすが、俺の執事。
君を連れてきてくれた 健二郎に感謝、だな。」








コツン、オデコとオデコがぶつかり合う…









「ずっと、探してたんだ。
やっと、巡り会えた。」







至近距離で、そんな事言うから
照れくささでキュッと結んだ唇に、









「愛してる、」








愛の言葉と
唇の温もりが落ちてきた。

Powder Snow.→←・



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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 岩田剛典 , TETSUYA,土田哲也   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - りょうちさん» そうなのー。今書いてるの書き始める前かなー?読み返してくれたんですね!ありがとうございます(*´▽`*) (2017年9月13日 16時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
りょうち(プロフ) - 花さん!いつの間に更新してたのよー!嬉しいサプライズだよ(*^▽^*) (2017年9月13日 15時) (レス) id: e6319aab1f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らりるれろんさん» ありがとうございます(*^^*) (2017年8月31日 7時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - そうですよね(^^;臣隆のお話も読ませていただいてますよ(^^)楽しみです!あっ!遅くなってしまいましたがお子様お誕生日おめでとうございます*\(^o^)/* (2017年8月31日 4時) (レス) id: 4dde80cde4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らりるれろんさん» PowderSnowはもうこれで終わりです。 (2017年8月30日 17時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年11月19日 22時

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