小さな天使 (ページ3)

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ご機嫌ななめページ3

今日のはるは取り分け機嫌が悪い。午前中辺りはいつも通り機嫌もよかったのだが、数時間した途端泣き出してしまいかれこれ1時間は泣きっぱなしだ

鬼道「はる、いい子だから泣き止んでくれ。」

はる「いやぁぁ！」

はるを抱き上げて必死にあやすが何をしても効果はない。1歳を過ぎると自我が強くなりだして自分の思い通りにならないと直ぐに怒ってしまう。余計にはるの場合は頑固な性格もあるからだろう。だがさすがに泣き疲れたのか少しすると大人しくなりウトウトし始め、嗚咽しながらも眠り始めた。

鬼道「眠ったか…」

既に朝から疲労がある。俺が付きっきりで構っている時だけはるはご機嫌なため仕事をしている暇がない。片付けなければいけない仕事がまだ山のようにある。仕方が無いと思いつつ俺は携帯電話を取りだし電話をかけた。3コールくらいで相手が出る

『鬼道、お前から電話なんて珍しいな。どうしたんだ?』

「佐久間か。実は頼みたいことがあってな。すまないが家まで来て貰えるか?」

『わかった。すぐ行く。』

電話の相手は佐久間だ。佐久間なら何度かはるにも会わせているから少しの間お守りをしてもらおう。