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週末となる土曜の朝、俺は久しぶりに地元の駅へと向かっていた。
時刻表通りに上り電車がやってきて、それに乗り込む。
ローカル線なので車両が少ない。
隣の車両に移動すると、別の駅から乗って来ていた目的人はすぐ見つかった。
「おはよ、阿部くん」
「……おはよう」
ギターケースを床に下ろし、その上端を抱えて座るAがいた。
歌詞の方向性が定まらなかったので、人に聴いてもらって判断しようということになった。
しかしバンドメンバーに未完成のものは聴かせられないということで、路上ライブを敢行することをAが提案してきたのだ。
電車に乗って四十分くらいの距離にある、そこそこ栄えた駅前でそういうことが行われていることは知っていた。
だけど、路上ライブは確か違法だ。
歌詞は昨日のうちに完成させてAに送ってはいたが、覚悟だけは未だに定まっていなかった。
そして冷静に考えてみれば、休日に女の子と二人で出かけるなんてことも初めてだった。
Aはシンプルな装いをしていた。
細身のパンツが長い足によく似合っている。
上に着ているのはなんと言うのだろう。
肩がすこしだけ隠れるような涼しげな青いブラウスみたいなものを着ていた。
「なに？」
見ていると、それに気付いた彼女に尋ねられてしまう。
「いや、そういう服ってどこで買うの」
「……通販」
「そうなんだ。というか今日は珍しく口数が少ないね」
「地元の路線だし、どこに知ってる人がいるか分からないからね」
「つまり鉄の女化してるってことか」
「なんかその言い方だと物理的に固そう」
路上ライブが頻繁に行われてている駅前広場に着いたのは、十時を少し回った頃。
真夏とは違い、肌を刺すような強い日射しこそ薄れていたが、まだまだ暑い。
休日の駅前には多くの人が行き交っている。
広場ではアコーステイックギターを肩から提げた大学生くらいの青年が歌っていた。
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蓮和(プロフ) - あやかさん» よかったです^^ おぉ！気に入ってもらえて嬉しいです！またご感想やもろもろよろしくお願いします^^ (3月4日 22時) (
レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - ありましたー！めっちゃ好きな感じのお話でした!!!これからの展開楽しみです！ (3月4日 7時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» そうなんですね… えっと検索して一番上にでてくる目黒さんのお話私のです^^ 分かりにくくてすいません ^^; (3月3日 23時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - すみませんログインがダメで..reoって検索掛けたんですけど、どれか分からなくてもう少し詳しく教えてください🙏 (3月3日 21時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» こちらこそです^^ えっとログインってされてないですよね？それならreoと検索掛けてみてください^^ ログインされているのであればメッセージにきていただけると有難いです！ (3月3日 20時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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