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耳をつんざくほどの悲鳴が部室に響き渡る。
声の主は、まさかのAだった。
半狂乱になったAが慌てて俺の傍までやって来る。
その細い指で俺の肩を掴み、本棚にいる黒いネズミから距離を取ろうとしていた。
「え、あ、や、やだぁ！ 阿部くん、アレどっかやってよ」
思わぬAのうろたえっぷりに驚きつつも、頷く。
「やっぱり出たか。まっててや今、追い出すから」
「早く！早く！」
ふてぶてしく育ったのか、以前にも食べ物の匂いにつられて現れたことがあった。
部室の扉を開け、掃除ロッカーから取り出したほうきを用いて外へと慎重に誘導していく。
うまくいきそうなところでヤツがこちらに向かってきた。
「や、え、やだやだやだ、来てる、きてるよぉ！」
焦ったAが声を上げ、俺は咄嗟にほうきでヤツの進路の変更させて外に追い出す。
無事にやり遂げ、安堵の息が俺の口から漏れた。
ほうきをロッカーにしまう。
一方、視線から消えても落ち着かないでいるのかAは顔を引き攣らせていた。
さっきの反応もそうだけど、そんなAの姿はこれまで見たことがない。
昨日考えたことがふと脳裏をよぎる。
Aは本当に、俺たちが思っている以上に女の子なのかもしれない。
その考えを裏付けるように、昨日のやり取りで気になることもあった。
“えっと、鉄の女”
“あーそれ”
あのあとAは確か、狙い通りと言っていた。
ひょっとすると今のAが素で、普段はそんな自分を隠しているんだろうか。
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蓮和(プロフ) - あやかさん» よかったです^^ おぉ！気に入ってもらえて嬉しいです！またご感想やもろもろよろしくお願いします^^ (3月4日 22時) (
レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - ありましたー！めっちゃ好きな感じのお話でした!!!これからの展開楽しみです！ (3月4日 7時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» そうなんですね… えっと検索して一番上にでてくる目黒さんのお話私のです^^ 分かりにくくてすいません ^^; (3月3日 23時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - すみませんログインがダメで..reoって検索掛けたんですけど、どれか分からなくてもう少し詳しく教えてください🙏 (3月3日 21時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» こちらこそです^^ えっとログインってされてないですよね？それならreoと検索掛けてみてください^^ ログインされているのであればメッセージにきていただけると有難いです！ (3月3日 20時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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