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ノートに書き付けた歌詞を見直していると、Aが顔を出す。
「さっき、昇降口の近くでみてたよね？」
Aに問われ、とぼけようと思ったが先回りされた。
「とぼけようとしても無駄だから。私はしっかり見てたし。」
「……あれって昨日の手紙の人？」
「そう。待ち伏せされてるなんて思わなかったけど、ちゃんと断ってきたから」
「え、あ、そうなんだ」
話しているうちにAが席に着く。
俺はふと思い出して、鞄から作詞の教本を取り出した。
「そういえばこれ、ありがとう。読み終わったから返すよ」
「もう読んだの？ 早いね」
「面白かったし。それで、なんだ……歌詞も試しに作ってみたんだけど」
そこでAは教室では見せない表情となる。
眉を上げて驚いていた。
「作詞してくれたってこと？」
「あくまでお試しだけどね。それに教本の例題に沿ってだから、前にくれた音源に合わせてじゃないけど…」
俺が歌詞を綴ったページを差し出すと、Aはかすかに体を強ばらせた。
行き場のないノートがむなしく空中に静止している。
「ごめん。歌詞なんだけど、メッセージに送ってもらっていい？」
「いいけど……でも、どうして？」
差し出したノートを思わず見る。
字は丁寧に書いたつもりだから、読みにくいということもないはずだ。
「歌詞って、読むと聞くので印象がだいぶ異なったりするから。アプリの読み上げ機能を使って確認したいの」
そう言われたら仕方ない。
Aの提案通り、歌詞をメッセージに打ち込んで送る。
Aはイヤホンを耳にして確認していた。
「へぇ……すごい。“世界が雨音なら”って、こんな言葉の組み合わせもあるんだ」
出鼻はくじかれたものの、興味深く読んでくれてるみたいで安心した。
Aが一つ目を確認している間、もう一つの歌詞を打ち込んで送る。
それもAは感心したように読んでくれていた。
集中してか、ある時から無言になる。
しかし、ごそごそと音がしたかと思ったら、保冷バッグから何かを取り出していた。
チョコレート菓子のパッケージが見える。
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蓮和(プロフ) - あやかさん» よかったです^^ おぉ！気に入ってもらえて嬉しいです！またご感想やもろもろよろしくお願いします^^ (3月4日 22時) (
レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - ありましたー！めっちゃ好きな感じのお話でした!!!これからの展開楽しみです！ (3月4日 7時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» そうなんですね… えっと検索して一番上にでてくる目黒さんのお話私のです^^ 分かりにくくてすいません ^^; (3月3日 23時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - すみませんログインがダメで..reoって検索掛けたんですけど、どれか分からなくてもう少し詳しく教えてください🙏 (3月3日 21時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» こちらこそです^^ えっとログインってされてないですよね？それならreoと検索掛けてみてください^^ ログインされているのであればメッセージにきていただけると有難いです！ (3月3日 20時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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