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容姿に恵まれていることもあり、彼女はどんな姿でも様になる。
だけどマイクを手にして歌う姿というのは、どうにもうまく想像できなかった。
「意外って顔してる」
そんな思いが表情に出てしまったのか、Aに指摘される。
「いや、別にそんなことは……」
「ごまかさなくていいよ。私、こんなんだしね。でも全部、本当のことだから」
当たり前かもしれないけど、Aは自分のキャラクターを理解しているようだった。
超然としていて、バンドを組んだり歌ったりするようなキャラじゃない。
俺がそんな感想を覚えている間にも、Aが話を本題に戻していた。
「作ってるオリジナル曲なんだけど、作曲終わったんだけど作詞が一向に進まなくて悩んでたの。
そんな時に阿部くんの詩を職員室聞いて、ちょっとおどろいた。衝撃っていうのかな。単純にすごいなって」
「え、衝撃？」
それは俺があの時のAから受けていた印象とはまったく異なっていた。
Aは確か、耐えがたい時間を忍ぶようにまぶたを下ろしていた。
「というかA、迷惑そうに目をとじてなかった？ 早く終われみたいな」
「あぁ、それ私の癖。視覚が邪魔だから集中したい時は目を閉じるの」
思わずそう尋ねると、Aがそれをあっさり否定する。
「それで、内容を覚えるうちに歌にしてみたんだけど……聴いてくれたよね？」
どこか探るようなAの質問に俺は頷く。
自分の詩が歌になっていて、なんとも不思議な気分だった。
何かしらの悪戯かともおもったが、それにしては手が込みすぎている。
おまけに相手は悪戯や冗談を毛嫌いしてそうな、あの“鉄の女”であるAだ。
その彼女がバンドを組、オリジナル曲を作ろうとしていると言ったが……。
徐々に色んなことが繋がり始めて
徐々に色んなことが繋がり始めていたが、まだ見えない部分も多い。
Aが言う「お願い」とオリジナル曲の制作は、何か関係しているのだろうか。
そこで俺は、思い切って質問してみた。
「俺の詩にAが興味を持ってくれたのはわかったよ。でもお願いっていうのは……」
するとAが、遠慮がちではあったが俺が見る限り初めて微笑んだ。
途方もなく優雅な笑みに見えた。
「阿部くんと一緒に、歌を作れないかってこと。私が作曲で、あなたが作詞で」
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蓮和(プロフ) - あやかさん» よかったです^^ おぉ！気に入ってもらえて嬉しいです！またご感想やもろもろよろしくお願いします^^ (3月4日 22時) (
レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - ありましたー！めっちゃ好きな感じのお話でした!!!これからの展開楽しみです！ (3月4日 7時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» そうなんですね… えっと検索して一番上にでてくる目黒さんのお話私のです^^ 分かりにくくてすいません ^^; (3月3日 23時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
あやか - すみませんログインがダメで..reoって検索掛けたんですけど、どれか分からなくてもう少し詳しく教えてください🙏 (3月3日 21時) (レス) id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - あやかさん» こちらこそです^^ えっとログインってされてないですよね？それならreoと検索掛けてみてください^^ ログインされているのであればメッセージにきていただけると有難いです！ (3月3日 20時) (レス) id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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