情報交換 ページ20
シズ「ど、どうしたの?」
貴女「……っ、なにもわからずたった一人で抱えていたと思うとすごく悲しくて寂しく、なって…しまって」
シズ「優しいんだね」
貴女「…私は、そんな良い人間じゃないよ」
シズ「その人のために泣けるのはとてもいいことだよ」
貴女「そう、かな……?」
シズ「ええ、それからころんとは森であってねモンスターに襲われてた時に助けたの。行く場所がないと聞いたからってのもあるけど学校の先生に好感を持っていたから彼とは少しの間だけど、一緒に教師をしたよ
今も、多分……生徒たちを支えてくれていると思う」
貴女「……っ…そっか、先生を……教えてくれてありがとう、シズさ……ううん、シズ」
シズ「……!うん」
シズと別れた翌日、朝は二人と一緒に情報交換をしているんだよね
私は昨日シズに聞いた手がかりを二人に話した
さとみ「そうか、ころんが……」
莉犬「でも、考えてみたらこういうのって前世とか覚えてないもの…って言ったり言わなかったりするからね」
さとみ「実際はわかんねぇけどなぁ〜」
貴女「……、すぐ…動くべきかな?」
さとみ「…………、はぁ」
コツンと頭を叩かれる。もちろん威力は全然感じない
貴女「いたい……」
さとみ「お前は俺たち以上に背負い込みすぎだ
とはいえ、不安なのもわかる。でも、今のお前は無闇にここから出るわけにはいかねぇ……違うか?ころんには悪いがせめて、行動に移すにはあと一人はメンバーを見つけてからにしたい」
貴女「……うん、その、ありがとう」
さとみ「?」
貴女「…私じゃそんな判断下せなかったし
それに、二人の存在が私にはとても支えになって居るんです。だから、ありがとう」
莉犬くんは一言返事をしてくれた
さとみくんは笑顔で答えてくれた
やっぱり、二人がそばにいてくれてよかった。それだけで私は安心できるの
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亜紀キエ… - タグ諸々のルールをよく確認くださいませ。 (2023年4月7日 20時) (レス) id: 398136e72e (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年2月22日 14時) (レス) @page18 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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