忍術学園５年い組には女性がいます。

３６話 ページ39

兄妹以外無事に合流した１２人は城主の部屋の前にいた。

利吉「これでAちゃんと蒼也以外揃ったね。後は二人からの矢羽音を待つだけなんだけど…」

利吉さんは未だ何も反応がない兄妹を心配していた。

兵助「余程風が歪んでいるんでしょうね…」

勘右「なんとかなればいいんだけど…」

風詠みは使えば使うほど疲労が溜まる事を皆は知っているため二人が心配で仕方がなかった。
するとついに待っていた兄妹の矢羽音を察知した。

小平太「…矢羽音だ！」

八左「敵忍者が何人か中に入り城主の所に向かっている…だそうです。」

利吉「風を操る忍者は？」

小平太「…！交戦中！」

全員「…！？」

矢羽音を送った兄妹は屋根の上で風を操る忍者と交戦していたことがわかり中に潜入していた皆はやることが全て終わっているため兄妹と合流するため屋根に向かった。
だが城主の所に向かっていた忍者達と鉢合わせしてしまい戦いを余儀なくされていた。

[兄妹side]
ギィン

クナイとぶつかり合っているからくり式の短刀とからくり式の刀。兄妹は息を合わせ風を操る忍者と戦っていた。

蒼也「貴様らの目的はなんだ！何故俺達や忍術学園の学園長を狙う！」

忍者「我々の目的など貴様らには関係ない。」

A『ふざけるな！』

話してもラチがあかないと覚った兄妹はからくり式の短刀とからくり式の刀を長くしそれぞれ薙刀と袋槍にした。
そして再び息を合わせ忍者に攻撃をした。

[その頃の潜入組side]
城主の所に向かっていた忍者達と鉢合わせし戦いを余儀なくされていた潜入組は忍者を片っ端から倒していき屋根に向かっていた。
すると屋根から武器を弾く音やらうめき声とか聞こえていた。

三郎「A！蒼也さん！」

伊作「あの武器は！」

全員「…！？」

潜入組全員が屋根に到着するとそこには薙刀と袋槍を持ち物凄い殺気で敵を睨んでいる兄妹が居た。
二人とも怪我はそれほどではないが風詠みをしていた時に鉢合わせしてしまい疲れきっていた。

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