[47]思い出の場所 ページ3
靴を履き替えた私達は、
校門に止めてあった黒い車に乗った。
車が出発しても、誰もしゃべる気になんかなれず
静かなままだった。
それを見てか、運転手の
穐本さんは、
私達がどこか遠くに行くときにいつも運転してくれていた人だ。
(例えば、『謎の美少女は知っている』など)
「今日は、いつものお嬢さんがいませんね。
どうかしたんですか?」
なんとも優しそうな声だ。
誰もこの質問には答える気にはなれず、
目で押し付けあった。
結局、若武が答えることになった。
「いつものアイツは、
今日はいません。ただ、
そう言いながら私の方を見る。
なんとなく言いたいことは理解できたが、
なんとも変な文章だった。
これを聞いた穐本さんは、
チラッとだけ私の方に目を向けた。
さすが黒木くんの知り合いなだけあって
理解できたようだった。(理解出来たように聞こえた)
「そうなんですか。
みなさん、到着しましたよ。
お気をつけて」
車から降ろされた私達の目の前にあったのは…
みんなとの思い出の場所『__』だった。
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氷奈(プロフ) - すっごく面白いです!続きが気になります…! (8月22日 11時) (レス) @page40 id: 856242db7d (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - 面白いです!号泣してしまいました。続き気になります!待ってます。 (2022年7月3日 18時) (レス) @page41 id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 初コメ失礼します!この作品、すごく面白いです!更新頑張ってください! (2021年12月12日 8時) (レス) id: 6f1cd3b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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