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映画を見て2人で色々話をしながら映画を見た
話に夢中になって映画の内容を詳しく覚えていない
気づけばもうエンディングを迎えていた
映画から流れる悲しい曲が何故か私の心を刺す
ただどこにでもある失恋ソングなのに何故か胸が痛い
“あなたがいた場所は今も暖かい
その温もりがあの日々を思い出させる
あなたは私を傷つけるのが上手だね
だってあなたの温もりすらも私を傷つけるんだから ”
なんで失恋ソングは失恋してなくても刺さるんだろ
私とまどかが見てたのは方向性の違いで喧嘩してまだ好きだったけど
お互いの事を思って別れた2人の男女の恋愛映画だった
歌の歌詞も相まって涙が出た
まどか
「A?!どうしたの!」
A
「なんかこの歌すごい良い歌だなって思って」
まどか
「なんだ〜良かった、確かにすごい良い歌だね」
2人で歌を聞いてからご飯の準備を始めた
準備をしてる時にふとまどかが聞いてきた
まどか
「これって水あげた?」
有剣からもらった花を指さしながら言った
A
「あげてないよー、なんか有剣が次の月の新しい花を渡すまで水は上げなくていいからねって」
まどか
「え?なんで?枯れちゃうじゃん」
A
「うん、それ私も有剣に聞いた。そしたら次の月に綺麗な花を渡してまた2人の思い出を塗り替えていくからだって」
その意味はわからなかったけど
あまりにも自信を持って言うから何となくで理解してた
まどかがいなかったら気づかなかったかもしれない
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年7月12日 14時