41.THE WORST ORIGINAL ページ41
その後、私は病院に行き、お父さんの元に行った
霊安室に案内され、部屋の真ん中で横たわったお父さんを見つめる
お母さんの時と同じ光景、お母さんとお父さんは会えたかな
A
「お父さん、私幸せになるからね」
そう呟いて部屋から出た
病院の外で待ってくれていた有剣
有剣は私に何も言わずに微笑んだ
そして2人でいつもの様に家に帰った
家に帰り、私は額縁にお父さんの引き出しに入っていた家族3人で撮った写真を入れて飾った
有剣が私を後ろから抱きしめてくれた
A
「ねえ、有剣」
小田島
「ん〜?」
A
「あの時、嘘ついてごめんね」
小田島
「なんで謝るの〜、あの嘘は俺達を守るためについた嘘なんだろ?だから謝んなくていーの」
A
「ありがとう、有剣」
そして有剣は私に優しくキスをしてくれた
ねえ、有剣
有剣の優しさは、私の全てを包み込んでくれる
私の悪い所も全部。
こんな私を愛してくれたのは、後にも先にも
きっと有剣だけで私がこの先愛するのも、有剣だけだよ
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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時